心と身体に悪い一日の巻 EXtra 4

【ニューカマー参戦】

  

 と一句詠んでみる天舞です。
 侘び寂びっつーか、むしろ断頭台の前に立つ気分なのはなぜだろう?

 ともあれ、着実にネタ食の飲み食い会の回数が増えてゆく。ついに4回目ですよ。
 夏も過ぎて、そろそろ紅葉が待ち遠しい、天高く馬肥ゆる秋。

 でも、飲むのはラムネ。しかもネタ。


 ……まあ、メールが来たのは、まだ残暑も厳しいころだったんですけどね。

  

 こんなのが添付されたメールを仕事上がりに見るこっちの身にもなってクダサーイ!

 思わず、ラムネの横に立っているドナルドの顔が悪魔に見えてしまったりするのですよ。
 もしくは死神。なんてジョーカーオブデスだよまったく。


●で。

 3本の凶悪なラムネ。

 まだしも攻略しやすそうなルートで開けてゆくのでした。

 まずその1!

 ◆北海道しらかばラムネ
  

 軽ーくカブトムシの気分が味わえる樹液ラムネ。
 や、白樺の樹液って貴重みたいですよ? 

 まあ、メープルシロップだって樹液ですしね。

 ということで開けて飲む。
 ……うん。フツーにラムネでした。

 たぶん、目隠しして、売ってるラムネと両方渡されたら、区別できないんじゃないだろうか。


●続いてその2!

 ◆函館イカス!ミラムネ
  

 はい。
 この辺から、何かがおかしくなってきました。

 ラムネにイカ墨? 入れんなよそんなん、という感じです。
 そもそも、色がラムネの色じゃない。コーヒーとか麦茶とかじゃないんですよ。

 開けて、コップに注いで。

 えーと。
 ちょっと待って。
 この色なに?


 黒い液体を想像してみて下さい。
 絵の具とかを溶かした黒い液体って、まんべんなく黒いですよね。
 そうじゃないんです。
 黒い色が粒子っぽくて、「溶けた」っていうより、「ただ混ざった」って感じなんです。

 一番近いたとえで言うと、泥水?


 もう何か、その色のインパクトでかなーり腰が引けていたのですが。
 飲んでみると、別段なんでもなくてですね。
 逆に拍子抜け。や、拍子抜けでよかったのかもしれませんけど。

 うーん、確かにしらかばラムネと比べると味が違うんだけどなあ。
 どう違う? って言われると「どっちもラムネ(たぶん)」って答えしか出てこないなあ。


●はい。
 というわけで、イロモノラムネに参入してきた、北海道の株式会社 小原さんお疲れ様でした。
 コアップガラナっていう、コーラみたいな飲み物の生産元として、とても有名みたいですよ。北海道ではメジャーな飲み物らしいです。

 はーやれやれ。
 今回は平和に終わった。


 ……んなわけない。
 まだ1本残ってる。

 はいはい、今回のラスボスですよ。

 ◆水なすラムネ
  

 野菜の清涼飲料水はペプシキューカンバーだけで十分失敗だろうに!
 なぜこのようなものを作るのか!

 ぶっちゃけ、見た目にはイカスミラムネの方が何十倍もアウトなんですが、それでもこれをラスボスにした理由。

 生産元=ハタ鉱泉(前回飲んで酷い目にあった、あのキムチラムネ&たこ焼きラムネの生産元)


 とりあえず「水なす搾汁1%含有」「沈殿物がありますが原料の水なすです」とか、お願いですからそんなラムネ造らないで下さい。沈殿物のあるラムネなんて聞いたことないよ!

 とりあえず、覚悟を決めて栓を開ける。すぽん。

 ……ぬわっ、なにこの甘ったるい匂い。

 前2つ(しらかばとイカスミ)の時はなかったのに、このラムネは開けた瞬間のトップアロマがラムネじゃないよ!
 ちくしょう、ハタ鉱泉め、期待を裏切らない――ていうか裏切ってくれよホント!

 ということで飲んでみる。

    _, ._
  (;゚ Д゚)


 なんだろう。
 飲み終わったあとに、鼻の奥にもわーんと残る、微妙な風味。
 うん、どことなーくナスだ。
 バーベキューで、ちょいと生焼けのナスを食べたときの、ナスの皮の部分の風味だ……。

 そんな風味をラムネにすんなよ(怒)。


●あとはポテチ(プリングルスのペペロンチーノ味と、ギャバンポテチのあらびきブラックペッパー。どっちも美味しかった)を食べつつ、フツーに雑談会をしてきたのでした。

 うん。
 今回は全般的に平和だった。良かった良かった。

 しかし今回、こんだけ平和だと、次回の開催が怖くてしょうがない。
 飛びぬけたものは持ってこないでクダサーイ!!


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