-マッチは要りませんか?- 時には暖炉に火を灯し 時には料理に命を吹き込み 時には家々の夜を照らす マッチは今日も人々の生活を支えている マッチ一本に踊らされる少女! 勘違い甚だしい刑事コンビ! 己が野望の為に全てを焼く放火魔! 少女は襲い掛かる魔の手を逃れ 真実へと辿り付く事が出来るのか!? 新・マッチ売りの少女 アルベルタは燃えているか? (開演前に、劇団のWizがサイトで劇を妨害しようとハイドしてる輩がいないか偵察。確認し、袖へ) (会場で開演を待つPCたちの前に、舞台袖から劇団の方が登場) 案内:皆様、本日はお忙しい中ご来場して頂き、誠にありがとうございます。 案内:劇を始める前に、私から皆様に観劇に際しての御願いがあります。 案内:当会場は灰皿と消防器具の備えが無い為、禁煙となっております。 案内:また、携帯電話の御使用は他の御客様に迷惑となりますので、 案内:電源をお切りいただくか、マナーモードに設定なさるよう御願いします。 案内:飲食は御自由になされて結構ですが、ゴミは各自でお持ち帰り下さいませ。 案内:綺麗で美しい、過疎街アルベルタの海保全の為に御協力下さい。 案内:公演が始まりましたら、オープンチャットやスキルの使用は御遠慮下さい。 案内:エモーションやチャット窓での声援は是非ともして頂きたいと思いますが、 案内:チャット窓を開いていると役者の声が聞こえなくなりますのでご注意下さい。 案内:ここアルベルタでは枝・アブラ祭りが時たま行われており、 案内:劇中モンスターが会場に流れてくる事がございます。 案内:極力劇団員で対処致しますが、万一多量のモンスターが流れてきた時には、 案内:皆様良い悪夢をお過ごし下さいませ。 (観客からいっせいにショックエモが表示される) 案内:・・・では無く、御客様にも御協力して頂ければと思います。 案内:非常事態に際してはスタッフの指示に従って下さい。 案内:ペットが居ると保健所の方が連れ去ってしまいますので、 案内:ペットを御連れの御客様は公演中仕舞っておかれるよう御願い申し上げます。 案内:また、鷹やペコペコを御連れの御客様は、 案内:野に放して頂くか、客席の中央や前を避けて頂ければ幸いです。 案内:公演後には無料で、ハンターギルド前含む各地へのポタを出しております。 案内:それでは劇団ものかげ2月公演「新・マッチ売りの少女」をお楽しみ下さい。 司会:「極寒を司る女神の吐息が吹きすさぶ12月……」 司会:「プロンテラの街角で、1人の少女が声を張り上げていました。」 少女A:「マッチ〜、マッチは要りませんかぁ〜〜?」 少女A:「暖炉に火をくべたり、料理を作る時に欠かせない、」 少女A:「よく燃えるマッチは要りませんかぁ?」 (舞台袖より、Wizがストームガストを舞台に) 司会:「……どうやら、少女はマッチ売りのようです。」 司会:「凍える寒空の下、薄着で必死にマッチを売る少女は、」 司会:「かじかむ両手に息を吹きかけながら声を張り上げます。」 司会:「しかし、誰もマッチを買おうとはしません。」 少女A:「あのぉ、マッチを、マッチを買ってください〜」 少女A:「あなたのお側に徳用マッチ。お一つどうですかぁ〜〜。」 (またもやストームガスト) 少女A:「はぁ……寒い。」 少女A:「マッチが一つも売れない……。」 少女A:「でも頑張らなきゃ。」 馬車:「どいたどいたーーー!!」 (舞台袖より、突然カートを引いたBSが登場。少女Aを跳ね飛ばす。サンダルが地面に) 少女A:「きゃぁぁぁーー!」 馬車:「テメェ、どこ見てやがんだ! ひき殺されてーのか?」(そのまま反対側の舞台袖へ) 少女A:「あ、あ、あ……」 ルーター:「イタダキッ!」(いきなり足元にハイドを解除して現れる。落ちてたサンダルを拾う) 少女A:「そ、それ私の靴ーーー。」 ルーター:「地面に落としたアイテムの所有権は失われている。」 ルーター:「よって、この靴は先に拾った俺様のもんだ!」(そのまま舞台袖へ) 少女A:「あぁぁーーー!!」 司会:「あぁ、なんと不幸なことでしょう。」 司会:「少女は、暴走してきた馬車にひかれかけ、」 司会:「脱げた靴をルーターに盗まれてしまったのです。」 司会:「この寒空で裸足……。下は冷たい石畳です。」 司会:「少女の足はたちまち真っ赤になりました。」 司会:「本来なら、監視者としては手を出してはいけないんだけど……」 司会:「このままじゃ可哀想だ……」 司会:「そこの君、これを……」 (さっきの暴走馬車が再び舞台へ。司会を跳ね飛ばす。※司会が毎回死ぬのがこの劇団の特徴ですw) 司会:「ぷぎゃぁぁぁーーーー!!」 馬車:「……ん? 今なにかひいたかな?」 馬車:「まぁいいや。さっさといくぜっ!」 少女A:「なんだったのかしら? 今声が聞こえた気が……」 少女A:「いけない、いけない。早くマッチを売らないと!」 少女A:「マッチー、マッチはいりませんかー?」 少女A:「一家団欒に欠かせない、マッチをどうぞ〜。」 轢死司会:「少女は何時間も声を張り上げてマッチを売っています。」 轢死司会:「ですが、一つも売れた様子はありません。」 司会:「少女はとうとう、売り物のマッチから一本を取り出しました。」 少女A:「ふぅぅ、寒い……寒い……。」 少女A:「…………マッチ。」 少女A:「一本だけ擦って暖まっても、いいよね。」 少女A:「シュッ!」 ストーブ:「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーーーん。」(突然舞台上に現れる。ポタのセーブポイントを利用?) 少女A:「わわっ! ストーブさん。こんにちは。」 ストーブ:「ふ、俺のことはマックイーンと呼んでくれ。」 ストーブ:「俺が君を暖めてやろう。」 ストーブ:「ただし、俺に惚れるなよ? ……火傷するぜっ!!」 (ファイアウォールが舞台上に) 少女:「あぁぁ〜〜暖か〜〜い。」 ストーブ:「そうそう、存分に暖まって……うぉっ!!」 少女A:「ど、どうしたの?」 ストーブ:「次の彼女が俺を呼んでるぜ! ……あでゅ〜〜♪」(唐突に消える。蝶の羽?) 少女A:「ストーーブ・マックイーーーーンさぁぁぁ〜〜〜ん」(追って去ってゆく) (入れ替わりに舞台袖からデカ長と新人刑事が現れる) デカ長:「ひぃ、ふぅ、みぃ……。よし、随分と捜査員が集まったな。」 デカ長:「今日みんなに集まってもらったのは他でもない!」 デカ長:「昨日起こった火事! あれはどうやら放火されたものらしい。」 新人刑事:「それは本当ですか、おやっさん!!」 デカ長:「あぁ、鑑識の結果から、放火の疑いが非常に濃厚らしい。」 新人刑事:「何てことだっ!!」 デカ長:「そこで、現場付近一帯をしらみ潰しに調べることになった。」 新人刑事:「ローラー作戦ですね?」 デカ長:「そう! ロォードロォーラーだっ!!」 新人刑事:「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァッ!」 デカ長:「……これから捜査するのに、無駄無駄はまずいだろ。」 新人刑事:「あぁぁ! き、気が付きませんでした。」 デカ長:「もっとしっかりしてくれたまえよ!」 新人刑事:「は、はい!」 新人刑事:「(あんたが振ったんじゃないか)」 司会:「……不安だ、はなはだ不安だ。」 デカ長:「それじゃ、さっそく捜査に取りかかってくれ。」 新人刑事:「ラジャ! ダムナーーン!!」(舞台袖へ去ってゆく) デカ長:「行ったか……。」 デカ長:「放火は大罪……。この事件を迅速に解決すれば、」 デカ長:「私にも昇進のチャンスが巡ってくる!」 デカ長:「せいぜい頑張ってくれたまえよ、諸君……」 デカ長:「クホホホホホホホ」(舞台袖に去る) 司会:「実は昨晩、街の一角で火の手が上がり、」 司会:「一件の家が全焼したのでした。」 司会:「当初は原因は暖房器具からの失火」 司会:「そう思われていました。」 司会:「ところが、そこの家は、暖房にオンドゥルル……」 司会:「失礼、」 司会:「オンドル、温水を利用した床暖房を採用していたのです。」 司会:「このことにより、警察は火事の原因を」 司会:「放火と推定し、調査にあたることになったのです。」 (再び、舞台に少女Aが登場) 少女A:「あのぉ〜〜マッチはいりませんかぁぁ?」 少女A:「沢山はいって便利な徳用マッチはいりませんかぁ〜〜?」 少女A:「はぁぁ、寒い。」 少女A:「今日こそはマッチを売って帰らないと、」 少女A:「お父さんにまた怒られちゃうわ……。」 少女A:「マッチ〜〜、マッチはいりませんか?」 少女A:「とっても暖かくなるマッチはいりませんかぁ?」 司会:「少女は時に挫けそうになる己の心を」 司会:「必死に励ましながら声を張り上げ続けました。」 (舞台袖より“マッチ買います”のチャットを出した町人登場。そちらにかけてゆく少女A) 少女A:「10ゼニーになりますっ。」 町人:「あら、マッチ……。この小さいのだとおいくら?」 少女A:「10zですっ」 町人:「安いわねぁ〜。うん、一つもらおうかしら。」 少女A:「あ、ありがとうございます。」 (町人より離れて舞台袖へ向かおうとする) 町人:「……ちょっと!」 少女A:「はい?」 町人:「あなた、こんなものを売りつけて、私を殺す気ざますか!?」 少女A:「え、えっ!?」 町人:「まったく、とんでもないお子様だこと!こんなの買えないわ!」 町人:「ぷんぷん」 司会:「実は……少女の売っているマッチは、」 司会:「どこで擦っても発火する黄燐マッチだったのです。」 司会:「靴底や壁とかでしゅっとすると火のつくアレです。」 司会:「これだけなら便利この上ないんですが、」 司会:「融点が低いので勝手に発火しやすい。」 司会:「また、発火部分に有毒性があり、」 司会:「製造工程や着火時に有毒ガスが発生したり、」 司会:「まれに凶悪なモンスターを呼び出したりしてしまうのです。」 司会:「そんな危なっかしいものを誰も買わないわけで……。」 司会:「現在は安全性の高い赤燐マッチが主流となっており、」 司会:「少女の販売するマッチが売れないのも、」 司会:「そんな理由があったからなのです。」 少女A:「え〜マッチ〜〜、マッチはいりませんかぁ?」 司会:「しかし、少女はそんな理由があるとは知る由もなく」 司会:「この寒空の下で、必死にマッチを売ろうとします……。」 少女A:「マッチ、一つも売れない……。」 少女A:「ぐぅぅぅ〜〜〜きゅるる。」 少女A:「お腹減ったなぁ…………。」 少女A:「…………マッチ。」 少女A:「また一本だけ使って暖まってもいいよね……。」 少女A:「お徳用の箱から…1本だけ…」 少女A:「シュッ!」 (またストーブと同じように突然舞台上に出現) 鵞鳥:「ふはははは、オーブングリル生まれの鵞鳥、ここに推参!」 少女A:「鵞鳥さん!!」 鵞鳥:「おっと、おぜうさん。俺のことは島耕作と呼んでくれたまへ。」 少女A:「鵞鳥、島耕作さん。た、食べてもよろしいですか?」 鵞鳥:「ふ、それは愚問というやつだな、おぜうさん。」 鵞鳥:「俺の存在意義は美味しく食べられること!」 鵞鳥:「さぁ、遠慮なくかぶりついてくれたまへっ!!」 少女A:「ぱぁぁぁぁ〜〜〜〜」 少女A:「いっただっきまーーーーーーーす」 鵞鳥:「ぷっしゅ〜〜〜〜〜〜ぅぅ」(やはりストーブと同様、唐突に消える) 少女A:「あぁぁ、耕作さぁぁぁ〜〜〜〜〜〜ん!」(再び袖へ) (デカ長と新人刑事、再び登場) デカ長:「それで……例の放火事件、捜査の方はどうなんだ? 犯人は?」 新人刑事:「コードナンバー8087号ですね。それについてはまだ……。」 デカ長:「なんだと!? 遅すぎじゃないのか、君はっ!」 新人刑事:「しかし、まだ裏付け捜査の最中でして……。」 デカ長:「お偉方からは、早く逮捕しろとせっつかれているのだよ!」 新人刑事:「捜査は裏付けが大事です。お偉方にはそれがわからんのです。」 デカ長:「むぅ……。」 デカ長:「他になにか情報はないのか、情報はっ!」 新人刑事:「えーっと、アナスタシアという少女が現場で目撃されていて、」 新人刑事:「彼女について聞き込みを行なっているところです。」 デカ長:「その少女は何者だ?」 新人刑事:「商売はマッチ売り。非常に貧しい家庭の少女ですね。」 デカ長:「それだ、そいつが犯人に違いない!」 デカ長:「きっと貧しさのあまり盗みを働き、証拠隠滅として放火……。」 デカ長:「そうに違いあるまい! よし、早速その少女を逮捕だっ!」 新人刑事:「え、いや、まだ裏付け捜査が……。」 デカ長:「ド素人のルーキーが、この岸部シローに意見するのかねッ!」 新人刑事:「い、いえ……。(デカ長って、岸辺シローって名前なんだ)」 司会:「く、腐ってやがる……」 司会:「……早すぎたんだ!」 司会:「どぉした化け物ぉ!! それでもっ……」 デカ長:「そこだぁ!!」(司会にカートレボリューション!) 司会「げぶぅ」(※司会がたびたび死ぬのがこの劇団の特徴ですw) 新人刑事:「一体なにが!?」 デカ長:「いや……ネズミが紛れ込んでいたようでな。」 デカ長:「まぁ、手応えはあったし、大丈夫だろう。」 デカ長:「じゃ、そういうことで頼んだよ。わっはっはっはっは!」(舞台袖へ) 新人刑事:「何も知らないくせに好き勝手言いやがって……。」 新人刑事:「事件は会議室で起こってるんじゃない!」 新人刑事:「現場で起こってるんだぁぁぁぁ!!」 新人刑事:「…………くそっ。」(舞台袖へ) 圧死司会:「なんと警察は、逮捕を急ぐあまり、」 圧死司会:「例のマッチ売りの少女を放火犯と断定したようです。」 圧死司会:「果たして少女の運命や如何にっ!」 (舞台変わって、再びマッチ売り) 少女A:「はぁ、はぁ、はぁ、今日もマッチが全然売れない……。」 (♀マジが袖から登場) ナナ:「ボクにお徳用のマッチを一箱売ってくださらない?」 少女A:「あ、ありがとうございます! そちらですと100ゼニーです。」 少女A:「はい、どうぞ。」 ナナ:「それじゃ。」(去ろうとして徳用マッチを落とす) ナナ:「おっと」 ナナ:「うっかりしちゃった」 ナナ:「それじゃ。」(拾って去ってゆく。舞台の端の方まで行って、後ろ向きに座る) 少女A:「あぁぁ、神様ありがとう! 今日はマッチが売れました。」 少女A:「しかも一番大きなお徳用サイズ!」 少女A:「な、なにがあったのかしら・・・」 少女A:「そうだわ、マッチがうれたのよ」 少女A:「これでしばらく生活できます。父さんにも殴られずに済みます。」(そのまま去ってゆく) ナナ:「うっかり、うっかり…」 ナナ:「こんどこそ…」 ナナ:「ごそごそ、ごそごそ」 (ナナの前でファイアウォール) ナナ:「これでよし……。」 司会:「ほ、放火です。なんと、例の放火犯は彼女だったのです!」 司会:「これは見過ごすことはできません。早速警察に報告を……。」 ナナ:「そこぉぉ!」(司会へファイアウォール!) 司会「もっ萌え〜〜〜〜!」(※隙あらば、とりあえず司会が死ぬのがこの劇団の特徴ですw) ナナ:「さて、目撃者も消したし、119番通報しなくちゃねw」 (消防隊員が登場する) ナナ:「ふふふ、きたきた。」 ナナ:「愛しのあの人に抱きかかえられるチャンス到来っ!」 ナナ:「細工は隆々っと。」 ナナ:「ここでーす。ここが火事なんでーす。助けてください。キャー!」 消防隊員:「む、そこか! 待ってろよ!」 消防隊員:「しっかりしろ!」 ナナ:「あ、ありがとうございます。」 ナナ:「あぁぁ、もうだめ〜。ばたんきゅ〜〜。」 消防隊員:「さあ、これをつけて」(ガスマスクをドロップ) 消防隊員:「しっかりするんだ!! すぐに病院に連れて行ってやる!」 ナナ:「シューコー」 (舞台袖より新人刑事登場) 新人刑事:「あぁぁ、ついに犠牲者がっ!!」 新人刑事:「助かりますか?」 消防隊員:「見たところ軽症のようです。煙を吸ってないといいんですが。」 ナナ:「ボクは見たんだ……あの少女が火をつけるところを……がくッ!」 新人刑事:「あの少女? それは誰なんだ!」 消防隊員:「無理ですよ、急いで入院させないと……。」 消防隊員:「では、私は彼女を病院へ」 消防隊員:「さ、私に掴まって」(消防隊員とナナ、去ってゆく。舞台上に徳用マッチ) 新人刑事:「……これは!?」(落ちていた徳用マッチを拾う) 新人刑事:「まさか、本当にあの少女が犯人なのか?」 萌死司会:「こうして、マッチ売りの少女は逮捕されてしまったのです。」 萌死司会:「一体このあと少女はどうなってしまうのかっ! (舞台変わって取調室。少女Aとデカ長が登場。取調べを始める) デカ長:「そろそろ吐いたらどうなんだ!」 少女A:「私なにもしてません!」 デカ長:「じゃぁなんで現場にお前のマッチが落ちてるんだ……あぁん?」 少女A:「わかりません、わかりませんよぉぉ(つwT)」 新人刑事:「デカ長、ちょっと……。」 デカ長:「ん、なんだ?」 (新人刑事とデカ長、少女Aの前から離れ、袖近くへ移動) 新人刑事:「本当にあの少女が犯人なんでしょうか?」 デカ長:「君までそんな馬鹿を言っちゃ困るよ。」 デカ長:「今まで何度も街角でマッチを擦る姿を目撃されてるし、」 デカ長:「逮捕された時、火災現場近くをうろうろしてたじゃないか!」 新人刑事:「そう……そうなんですがね。どうにも引っかかるのですよ。」 新人刑事:「彼女が放火をしたなんて、俺にはとても信じられない。」 デカ長:「いいかね、もう彼女が犯人であることは、決定しているのだ。」 新人刑事:「デカ長!」 デカ長:「君も、今後のことを考えるなら、私の言うとおりにしたまえ!」 新人刑事:「わかりました。見事自白させてみせます。任せてください。」 デカ長:「ふむふむ、分かってくれて私は嬉しいよ。それじゃ後は頼むよ。」 新人刑事:「はい!」 デカ長:「あとは自白をうまく引き出せばどうとでもなるからな。」 (デカ長、袖へ去ってゆく。新人刑事、少女Aの前に戻る) 新人刑事:「さてと、続きをしよう。」 少女A:「私やってません! ほんとにやってないんです!!」 新人刑事:「あぁ、俺もそう思うよ。」 少女A:「え!?」 新人刑事:「だからできるだけ詳しく事件当日のことを話してほしいんだ。」 少女A:「……わかりました。」 少女A:「あの日、珍しくマッチが売れたんです。」 少女A:「お徳用の大きなヤツが……。」 新人刑事:「買っていった人の特徴はどんなだい?」 少女A:「変な格好の女性でした。あと、自分をボクって呼んでました。」 新人刑事:「ちょっと待った! 女性なのに、ボクって言っていたんだね?」 少女A:「はい、確かにそう言ってました。」 新人刑事:「わかった……。素直に答えてくれてありがとう。」 司会:「新米刑事の脳裏に、あの日の記憶が甦ってきました。」 司会:「被害者の女マジが言ったアノ一言を。」 新人刑事:040(瞬間的に表示。誤爆と思われる。役者さんたちは別ウィンドウに表示させたセリフの行をコピペしているため) 新人刑事:「君をこれから現場検証と称して連れ出す。」 新人刑事:「そして、真犯人を罠にかけるよ。協力してくれるね?」 少女A:「え、真犯人がわかったんですか?」 新人刑事:「あぁ。今から真犯人を捕まえてやる!」 (二人が退場。舞台変わって、再度新人刑事現る) 新人刑事:「もしもし、ナナさんだね。ルーンミドガツ警察の者だが……。」 ナナ:「はい、そうですが……。一体何のようでしょう?」 新人刑事:「少女Aが釈放されたんで報せとこうと思ってね。」 ナナ:「えぇ!?(まずい、まずいわ! 折角彼と仲良くなれたのに)」 新人刑事:「実は相談があるんだ。」 ナナ:「な、なんでしょう。」 新人刑事:「彼女を張り込もうにも、人手不足で俺しかいないんだが、」 新人刑事:「既に顔が割れているのでね。君に彼女を見張って欲しいんだ。」 ナナ:「わかりました。ボクなんかでよかったら協力しますよ。」 新人刑事:「ありがとう。」 司会:「新人刑事はナナとの電話を切ると、」 司会:「今度はまた別の場所に電話をかけました。」 司会:「そこでも何かを依頼すると、そっと物陰に隠れたのでした。」 ナナ:「ボクのラブラブ計画の遂行に、一つの狂いがあってもいけないわ。」 ナナ:「あの消防隊員さんと仲良くなれた今、」 ナナ:「あなたが犯人で大人しく捕まってくれないと困るのよ!!」 ナナ:「さぁ、早くマッチを擦りなさい。その時があなたの最期だわ。」 (袖から少女Aが現れる) 少女A:「マッチ〜、マッチは要りませんかぁ〜〜?」 少女A:「よく燃えるマッチは要りませんかぁ?」 少女A:「あぁぁ、寒いわ……。今日もマッチが売れない……。」 少女A:「ほんとはいけないんだけど、一本だけ…………。」 少女A:「シュッ!」 ナナ:「とうとう擦ったわね! さぁ、放火犯として焼け死ぬのよっ!!」 (少女Aのいる場所に、ファイアウォールを使用) 少女A:「きゃぁぁぁーー!」 (少女A舞台より消える。袖より新人刑事現れる) 新人刑事:「しまった!」 新人刑事:「貴様! 現行犯で逮捕する!!」 ナナ:「あなた!? ……ボクを騙したねっ!」 ナナ:「あなたも一緒に焼け死になさい!!」 新人刑事:「消防隊員さん、出てきてください!!」 ナナ:「なんですって!?!?!?」 (消防隊員現れる) 消防隊員:「まさか、君が放火犯人だったなんて……。」 ナナ:「あなたがなぜここに?」 消防隊員:「そこにいる刑事さんに頼まれたんだよ。ここに来てくれって……。」 消防隊員:「どうして! どうしてこんなことを…………。」 ナナ:「火事を起こせばあなたに会える!だからなのよ!!」 司会:「突然現れた消防隊員に、放火の瞬間を見られてしまったナナ。」 司会:「彼女は観念したようにその場に座り込んでしまいました。」 新人刑事:「今だ! 捕獲用ポタ! アリーナ行き!!」 (ワープポータルが舞台上に。消えるナナ) 消防隊員:「ナナァ!!」 新人刑事:「犯人は逮捕した……。だが、彼女が!」 新人刑事:「俺のせいだ! 俺のぉぉぉ!!」 (消えたはずの少女Aが袖より再登場) 新人刑事:「あ、アナスタシア!? 無事だったのか!!」 少女A:「えへへ、おばあちゃんに助けて貰っちゃった。」 (袖より♀プリースト登場) マリー:「この度は孫娘が世話になりました。」 マリー:「私はマリーヤ・フョードロヴナ。この子の祖母です。」 新人刑事:「フョードロヴナって……まさか!?」 マリー:「そうです……ロマノフ王朝の末裔がこの子なのです。」 新人刑事:「な、なんてこった……。ってことは皇女様じゃないか。」 マリー:「今ここにいる私は実体ではありません。」 マリー:「炎の力でこちらに干渉しているだけなのです。」 マリー:「そこで、あなたにお願いがあります。」 新人刑事:「はい、なんでしょう。」 マリー:「この子を、この子をよろしくお願いします。」 マリー:「今のままではあまりにも不憫です。」 マリー:「あんな酷い養父より、あなたの所に置いてやってください。」 新人刑事:「その……本人が良ければ別に構いませんが……。」 マリー:「アナスタシア。あなたはどうなの?」 少女A:「私、この刑事さんと一緒にいたいな。だって守ってくれたもん。」 マリー:「ということで、お願いします。」 マリー:「それでは私はこれで。」 新人刑事:「それじゃ、俺のボロアパートに来るかぁ?」 少女A:「うん!」 新人刑事:「安月給だから、贅沢はできないが……それでもいいか?」 少女A:「うん♪」 新人刑事:「男の1人暮らしで散らかってるけど、ほんとにそれでいいか?」 新人刑事:「参ったなぁ……。皇女様と同居かよ……。」 (一同、舞台より退場) 司会:「こうして未曾有の放火事件は解決し、」 司会:「マッチ売りの少女は刑事の家で同居することになりました。」 司会:「この2人がこれから先どうなっていくのか……。」 司会:「それはまた別のお話となります。」 (客席後方で警備兼客席管理をしていたFlowtiaさん、壇上へ) Flowtia:ハイハイハイハイー、お疲れ様でしたー。 Flowtia:座長のメセナは怪我して入院してますので Flowtia:妹のボクがきました。 Flowtia:現在フローティア日記、好評連載中!(宣伝かよ!) Flowtia:さて Flowtia:さっそく姉に成り代わり、役者紹介! Flowtia:まずはーーー司会役のぉぉ Flowtia:ライブラさん Flowtia:歯科医 Libra-serpent:司会「……不安でした、はなはだ不安でした。」 Flowtia:色々あったんです、ほんと。 炬燵蜜柑:新人警官「アリーナ行きにした放火犯少女を…ジャッジメント!(※舞台袖でいきなり発言。これもたぶん誤爆) 炬燵蜜柑: Flowtia:次、アメフラシならぬ、雪降らしー Flowtia:トーヤくん Flowtia:トム・トーヤ 八剱 灯夜:皆様こんBANわ、警備担当兼演出担当のとうやDeath Flowtia:爆走チャットは今日も健在! Flowtia:アリオンさん (※舞台の眼前で、チャットウィンドウに「第○幕」と表示して袖から袖へ駆け抜ける方です。やっぱり挨拶を表示して袖から袖へ走っていかれました) Flowtia:もちろん総長は馬車で爆走! Flowtia:しぃこあねさん (※呼ばれるも、出てこない) Flowtia:総長は、警察につかまりました。(客席よりいっせいにショックエモ) (※セーブポイントを利用して舞台上へ登場) Flowtia:鑑別から出てきました。 Flowtia:お勤めご苦労様です。 riko:りこです。 riko:今日も代役でした……りこです… Flowtia:ヒロシネタ!? Flowtia:パンがなければ、お菓子を食べればいいじゃないの!! Flowtia:マリー役の(チガ!) Flowtia:ゆゆd Flowtia:エロ元気でよろ。 Flowtia:はぅ! Flowtia:エロ厳禁でよろ!! [ yuyu ]:もっと・・・もっと欲しいの(。-_-。)ポッ Flowtia:あぁぁぁ!!!! [ yuyu ]:役を [ yuyu ]: Flowtia:ふぅ。 Flowtia:危ない危ない。 Flowtia:何が元気なんだってつっこまれたらどーしようかと・・・ Flowtia:さて、つぎは Flowtia:いけてる消防士 Flowtia:ムラサメさん Flowtia:兄貴も受け付けてます(ぇ murasame_kouiti:初めて見た劇がこれで、はじめて演じたのも消防士でした murasame_kouiti:以前の僕より上手く演じる事は出来たでしょうか? Flowtia:…… Flowtia:うまくなったなぁ。 Flowtia:客の心を掴むのがっ! Flowtia:孤独な放火魔 Flowtia:ナナを演じた Flowtia:すいれんさん なぎさ。:一人3役マジカル放火魔なぎさちゃんでお送りしました。 Flowtia:お客のハートもバーニング。 (ナナ、壇上のFlowtiaにファイアウォール) Flowtia:って、ボクを燃やすなぁぁ!! Flowtia:ボクは女性なんかに興味は……ポ Flowtia:さて、次は Flowtia:いぶし銀の魅力! Flowtia:デカ長役のぉぉ Flowtia:メサーさん メッサーシュミット:デカ長「ロードローラーだWRYYYYYYYYYYYYYYY」 (カートレボリューション連発) メッサーシュミット:デカ長「違った、猫車だURAAAAAAAAAAAA」 (やっぱりカートレボリューション連発) Flowtia:……じいさん元気だとおもったら、 Flowtia:仮面被ったのかよ!! Flowtia:さて、美味しいところを全部もっていった Flowtia:お前は未成年者略取だろとつっこみたい Flowtia:新人刑事やくの Flowtia:みかんさん (登場と同時に客席より“誤爆”だの“040”だのチャットウィンドウが乱立) 炬燵蜜柑:ネタ仕込み中に誤爆しました 炬燵蜜柑:もういいよ!!!。・゚・(ノω`)・゚・。 Flowtia:人気者だなぁ。 Flowtia:あとで説教(ぇ Flowtia:そして、少女Aことアナスタシアを演じた Flowtia:フィーさん アナスタシア:少女A「その後、私は…誤爆した甲斐性なしの作った借金の返済に追われ」 アナスタシア:少女A「ぼったくりバー「竜宮」のママ、乙姫となるのでした…」 Flowtia:……ったくあの甲斐性なしめ Flowtia:今回、実はかなりの兼役となっております。 Flowtia:村雨さんはストーブ・マックィーンを Flowtia:すいれんさんは、町人と鳥を Flowtia:みかんさんはルーターを Flowtia:それぞれ兼ねておりました。 Flowtia:さてみなさま Flowtia:劇団ものかげ2月公演は、バレンタインにちなんで Flowtia:ラブラブな演目の「まっちょ売りの少女」 Flowtia:……もとい。 Flowtia:まっちょ売ってたら、いろんないみで放送禁止だ。 Flowtia:今回の「マッチ売りの少女」 Flowtia:実はボクは練習に参加しておりません。 Flowtia:また、本番中もチャットたててたので、まったくわかりませんでした。 Flowtia:おもしろかったですか? (客席、“面白かった”“サイコー”などのチャットウィンドウ) Flowtia:ありがとうございます。 Flowtia:劇団ものかげサイトの掲示板に Flowtia:感想スレッドをたてております。 Flowtia:これが終わったあと、是非とも感想を書き込んでいただけると Flowtia:劇団員みんなの励みになります。 Flowtia:なにとぞよろしくお願いいたします。 Flowtia:それでは Flowtia:劇団員、全員集合ー Flowtia:一堂ーーーーーーーーーーー Flowtia:礼 Flowtia:!! Flowtia:今日はありがとうございましたー Flowtia:また次回もよろしくお願いしますー Flowtia:それではいつものやつをいきますよー Flowtia:3−−−−−− Flowtia:2−−−−− Flowtia:1−− Flowtia:だぁぁぁーーー!! (団員一同、グーのエモーション) Flowtia:らぐったけれど気にしない! Flowtia:それではみなさま Flowtia:ごきげんよー [ yuyu ]:(。-_-。)ポッ