アリアンロッドリプレイ #7のネタばらし

●このコーナーでは、GMの思惑とか、そんなのを明かしてみたりします。
 あ。先に言っておきますが、オチもないですし、何の参考にもなりませんよ?

 そろそろシナリオ全体を終了の方向に持っていこうと思ってた頃です。
 ラスボスまでの大まかなアウトラインはこの頃に決めていたので、そろそろ本格的に話を動かさないといけないと思ってました。ちょっかいかけてくる魔族のボスをラスボスにしてもよかったのですが、色々考えた挙句、魔族はラスボスにしない方向でやろうと思った次第。別勢力と魔族とPCの三つ巴で話を進めようという魂胆です。

 ところで、シナリオをリプレイ化してるときに思ったのが「神具なんて重要なアイテムかっぱらうんなら、ハゲンティやインプじゃなく、もっと強い魔族が出てくるべきじゃないの?」という思考。
 もちろんホントに強いレベルの魔族なんざ出したらPCが勝てないのでゲームが成り立ちませんが、そういうメタな理由じゃなく、「魔族が神具を奪うのにハゲンティやインプ程度を使わざるを得ない理由」というのを考えてみたのですが。

 ――ハゲンティやインプが精一杯の戦力ぐらいの規模なんじゃね?

 と思いついたわけで。
 なので、PCの邪魔をしているこの魔族の集団は、大した規模ではなく、そのため、そろそろ手駒が尽きているという設定で話の流れを持っていっていたのです。だから次に魔族が出てくるときは、トップか、腹心か、その辺の連中。
 ただ、それにはPCたちのレベルが心もとない。
 もうちょっと強くしたい。
 でも、冗長に関係ないシナリオ入れてもダレるし、無駄にリプレイの量が増えてシナリオ組むのが遅くなる――

 というジレンマの下に作ったのが今回。ハゲンティ再登場。

 もっとも、PCのレベルが上がってるので、普通に出せばあっさり倒されてしまいます。ということで、村人全員を人質に取ったスニークミッションをやらせることにしたのでした。PCたちは結局テニアに戻ってアイテムを入手することも、村人を巻き込んだ戦闘をすることもなかったため、実はシナリオで作った部分の1/3くらいは使わずにハゲンティまで到達してます。ちえ。

 あ。ものすごーくどうでもいい話なのですが、序盤に出てきたインプ2匹の「芸をするから」ってくだり、ホントに芸をする予定でした。演目はインプ漫才。1匹がボケて、もう1匹が「人間かよ!」って突っ込む、人間を小ばかにすることが前提な魔族的コント。もちろん人間が見てもちっとも面白くない。
 どーせ捕まったり攻撃されたりするだろうから、そのときは芸をするので助けてくれと命乞い、PCたちが「じゃあ芸をしろ」と言ったら上記の漫才をやって、結果攻撃されて倒される――予定だったのですが、そんなことをする間もなく袋詰めされて放り出されたのでした。


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