天舞、台場に立つ 野望編 |
●仕事帰りにお台場へ行くことを思いついた天舞です。 決めてしまえば、あとは準備をちゃくちゃくと進めるのみ。まあ、さほど準備するようなものもないのですが。 ガンダムが立っている会場は都立潮風公園。最寄り駅はゆりかもめの台場駅。 事前に、台場着の終電を調べておいて。ついでに台場からの始発も確認。 ちゃんと乗り換え案内のプリントアウトまでしておく用意周到さ。 撮影用のデジカメは? 充電済。 携帯電話は? 充電済。 方向音痴必携、万が一の首都圏地図(文庫版)。 夜明けまでの時間をつぶすために本をカバンに入れ。 準備万端。 さあ行こう、夜の台場へ! ●ということで終電に乗って、着きました台場駅。泣いても笑っても、帰るにはタクシー拾うか、始発を待つしかありません。 夜明けまであと4時間ばかりです。 永夜返しでもできれば夜明けはすぐなんでしょうが、天舞はそんなことができるわけもない普通の一般人なので、とりあえず暇つぶしでうろうろすることに。 終電の行ったあとの台場駅。1時過ぎくらい 反対側を向くとお台場の観覧車が見えるのですが、写真を撮ろうと思ったらライトアップが消えていました。 フジテレビ、やっぱり午前1時過ぎくらい。 この時刻に見上げると軍事施設みたいに見えるような。 お台場の自由の女神像。左は午前1時過ぎくらい、右は潮風公園に向かうときだから午前3時前くらい。 とりあえず、テキトーにそこいらの写真を撮って。 いい加減、晩飯も食べずにココまできたので、そろそろ食事+時間つぶしをするために、24時間営業のファミレスとかを探して回る。 どっかにないものか。うろうろ。 携帯電話のGPS機能で周辺の食べ物屋を検索かけたのですが、営業時間は加味されずに検索されるので、そりゃもう使えないったら。 マクドナルド発見――でもお昼もマックだったしなあ。2食連続でマックは、ちょっと。 ラーメン屋発見――割と混んでるなあ、あとお一人様だからカウンター席か、これはくつろげないなあ。 吉野屋発見――食べ終わったあとに本を読んで時間つぶしって無理だよ、吉野家じゃ。 と、デックス東京ビーチあたりをうろついていたら、サイゼリア発見。 よし、ここならご飯も食べられて、しばらくゆっくりできる。 サイゼリアに入ったのが午前1時45分ごろ。 割とゆっくりご飯を食べ。 ドリンクバーで飲み物を物色し。 持ってきた本を読みながら時間をつぶして。 さあ。腹ごしらえはすんだ。 向かってみましょう、潮風公園へ! そう思って、サイゼリアを出たのは午前3時ごろでした。 ●で、お台場海浜公園を経由して、潮風公園に向かってみます。 こんな遅い時間なんですが、まあ夏ですし、それなりにぽつり、ぽつりと人がいたりします。 とはいえ、終電もない丑三つ時。ごくごくまれにカップルがいたりするんですが、基本的に人っ子一人いません。 ぽつり、ぽつりとある街頭。 公園らしく、生い茂る緑の木々。 すぐ傍は海。 恋人と歩く分にはロマンチックなのかもしれませんが、この時間に、見渡す限り誰もいない中、一人で歩くのは、どちらかというと肝試しに近い部分があります。 特に、海に面した側、基本的に手すりとか何にもないですからね。何かの拍子で転がり落ちたら海中へ一直線です。 レインボーブリッジ。写真を撮ろうとしてる最中に、後ろから霊に押されたらと考えるとコワイ。 余談ですが、ここまでの写真がブレ気味なのは、明かりなどまったくない夜中に、デジカメの夜景モードで撮影してるからでして。 デジカメ側がシャッタースピードを遅くして(シャッター落ちるのに5〜15秒くらいかかる)、どうにか頑張って映像を取ろうとしてるから、ちょっとでも手が動くととたんにブレブレ画像になるのです。 マトモにぶれてない写真を撮るのに、実は3〜5枚以上ブレブレした写真を量産してたりします。 固定できる三脚の偉大さを噛み締めました。ええ。 あと、写真は明るく写ってますが、実際はもっと暗いです。 夜空なんか明るく褐色がかって、雲など白くしっかり写ってるんですが、夜景そのものは当然藍色がかった黒で、雲もそれにやや白が混ざった程度の色合い。デジタル補正が利きまくってます。 逆にライトはもっとくっきり見えます。 実際の、目で見る映像と同じには写らないものです。 ●そうして歩いていると。 遠くの方、木々の切れ目で、何かが光るのが見えました。断続的に。 例えるなら雷みたいな。 空は、やや雲があるものの、別に雷らしきものはありません。 ならば、あれはきっとカメラのフラッシュ。 ということは、そこには―― 見づらいかもしれないけど、真ん中くらい。↓に拡大すると―― 連邦の白い奴の後頭部と、そして左右に背負ったビームサーベルの柄が見えます。 ――見つけた! ガンダム!! (風雲編へ続く) |