アリアンロッドリプレイ #2−3 |
〜揃って出目の悪いロクデナシたち〜 さあてお邪魔インプ’sが取り出すカプセル怪獣!(古い) 当初の予定では1体だけだったが、割とPCたちがさくさく来ちゃったのでアドリブで2体に増やしたのはナイショだ! ぽーんと放り投げた先に登場するのはBOSS敵だ! 苦戦しろ! GM:あ、エネミーがどこに出るかにもよるんで、PCの隊形を描いてくれ。 フィエラ:(かきかき。先頭がフィエラ、真ん中ニルヴァーナ、最後尾アイヴィー)まあ、こんなもんだろ。 GM:(ころころ)じゃあ、アイヴィーのすぐ近くに2匹、オウガが。 アイヴィー:きゃー。 フィエラ:頑張れ! GM:――って、オウガって言ってもPCたちにゃ分からないか。 フィエラ:エネミー判定だ。(ころころ)9だって。 アイヴィー:(ころころ)ごめん1ゾロ〜! GM:(オウガのデータを見せながら)邪悪化したドゥアンですね。2匹。「おがー!」 フィエラ:じゃ頑張って倒しましょ。 GM:ちなみにアイヴィーのすぐ近くですので(笑) フィエラ:ええ、2発殴られます(笑) GM:オウガの行動値は11です(笑) 一同:! 早ぇ〜!! GM:じゃあアイヴィーを殴ります! 1匹目!「ふがが〜っ!」 アイヴィー:……早いっ! GM:(ころころ)17と言って攻撃。 アイヴィー:出目が最大値でも避けられません! フィエラ:6ゾロを振るか、フェイトを使ってダイスを増やすかの2択ですね。 アイヴィー:……まあ、一撃目は食らって様子を見る。(ころころ)当たり。 GM:じゃあ2体目も。「ふんがー!」(ころころ)6ゾロ。――てことはダメージ上がるなあ。 フィエラ:フェイトを使えよぅ! アイヴィー:フェイト使う! 振り直し。 フィエラ:すいません6ゾロ以外避けられないんですよアナタ。 アイヴィー:…………(沈黙) 命中時にサイコロの目で6ゾロ(この場合、出目が6のサイコロが2個、の意味。振ったサイコロの目全部が6で揃う必要はないのです)があった場合、クリティカルとなります。この攻撃は自動命中扱いになり、6の出目の数だけダメージのサイコロが振り足されるんですね。 そんな手痛いダメージになるクリティカル攻撃を避ける手段はひとつだけ。 回避でクリティカルを出すしかないのです。 フェイトを1点使って2D6を振りなおして、果たして6ゾロが出るかどうか。 さらに6ゾロが出る確率を上げたいなら、フェイトを1点使って振りなおして、さらにフェイトを使って振れるダイスの数を増やすぐらい。2D6で6ゾロを出すより、3D6以上で6の目が2個のほうが確率的には出やすいですからね。 アイヴィー:てことは……。 フィエラ:このゲームの6ゾロは6が2個以上出ていればいいんだから、とりあえず気合でフェイト使い切るくらいの勢いで。 GM:避けないで、《プロテクション》にフェイト使うって手もありだけど。 アイヴィー:う〜〜〜〜〜ん……(長考中) GM:あ、ちなみにオウガの攻撃力を教えておきましょう。2+3Dです。クリティカルした方は2+5Dだね。 アイヴィー:う〜〜〜〜〜ん……(まだ長考中)。きついなー。 GM:大丈夫、ダメージ直抜けしたって死なないだろ? アイヴィー:……とりあえずフェイトを2点使って避けることを考えよう。 GM:んあ、結局避けるの? アイヴィー:ここでフェイトを使うか、それともBOSS戦に取っとくかだな……。 GM:……すいません、これがBOSS戦なんですが……(しょんぼり) アイヴィー:んじゃ、容赦なく使おう! GM:どっちに使うんだYO! 回避かYO! 《プロテクション》かYO! アイヴィー:(即答)《プロテクション》。 GM:じゃあ2発殴られてください。1発目!(ころころ)13点。 アイヴィー:13点? GM:……大したことないじゃないか。《加護》2レベルで4点引かれるんだから(苦笑)。2点しか抜けねぇ。 アイヴィー:(ころころ)プロテクションで止めた。 GM:よっしゃあああ、2匹目は、5Dじゃあ! 往生せいやぁああ!!(気合を入れてころころ)……あ、低っ!! アイヴィー:よっしゃあ!(笑) GM:何これ? 5Dで14の……16点んん? 何これ? 5D6の期待値は17.5。14だと4D6の期待値ですね。ぴったりサイコロ1個分足りません。とほ。 アイヴィー:(防具とスキルのダメージ減少を計算して)……2点食らった。 GM:……ぽえ〜ん? うわ、《加護》つら〜。くそ、オウガ頑張れ、オウガ頑張れ! フィエラ:じゃ、オウガの片っぽ殴る。(ころころ)あら、14しかないや。 GM:オウガなめんな〜!(ころころ)避け! フィエラ:よけんじゃねー! GM:ニルヴァーナはどうする? 前に出てアイヴィーをカバーする? それとも魔法? 前に出ないとアイヴィーは殴られっぱなしなんだけど。銃も撃てない。 フィエラ:(アイヴィーに)……壁っ! 頑張れ!(笑) 防御が固くて、銃を当てられないので、ギルドマスターの命令により殴られ続ける壁となるアイヴィー(笑) アイヴィー:このゲーム、回避専念ってある?(笑) GM:それはスキルがないとできない(ウォリアーのスキル《パリィ》。なお回避専念はソードワールドのルールです) アイヴィー:……んじゃ、何もできんやん! GM:じゃあオウガの攻撃! アイヴィーに殴りかかる!(ころころ)13。 アイヴィー:10以上。(ころころ)避け! GM:うお! じゃあフィエラには17と言って攻撃! フィエラ:17かよ。……ま、ダメージは抜けないだろ。避けられません。 GM:よしゃ。(ころころ)……わー低い! 12点。 フィエラ:……かっちーん。 GM:ええええええええ?! しまった。これは出す敵を間違えた。もっと強いの出せばよかった。 今日は全般的にGMの出目が悪いです。 フィエラ:頑張るよー! じゃあフェイト1点使って攻撃。4D6だって。6いっぱい出ろ、えい!(ころころ)出ない! ひどい! 合計で10しかない!(一同爆笑) プレイヤーの出目も悪いんですがね。 フィエラ:14だって、ありえない! GM:(ころころ)ち、当たった! 7以上で避けられたのに。 フィエラ:……は? 13点しかダメージ出ないぞ? なんだなんだ、この低レベルな戦闘の光景は(苦笑)。双方、ともに出目が悪いってどういうこっちゃ? あまりにも埒が明かなそうだったので、GMはオウガに《スマッシュ》を使わせます。これでダメージが上乗せだ! GM:食らえええええ!(ころころ)低っ。13と言って攻撃。 フィエラ:当たると痛そうだからフェイト使おう。(ころころ)せーふ! GM:ちぇー。じゃあアイヴィーにも攻撃! うりゃ!(ころころ)低っ! なんじゃこりゃ、12と言って攻撃。 アイヴィー:フェイト1点使う!(ころころ)16! …………。 戦闘が盛り上がらないよう。こ、これは私のせいじゃないよな? サイコロの出目のせいだよな? な?? GM:再度スマアアアアッシュ! ……また低い。12……。 フィエラ:平目でいけそうだな。(ころころ)あ! ミスった! GM:よしゃ! 当たった! 10+3Dだ!(ころころ)キター! ダメージ23点! フィエラ:うわーい、普通にやって13点抜けなんだけど。加護で4点減って9点抜けになって。……《プロテクション》くれ。 アイヴィー:はい、じゃ《プロテクション》あげる。ぴらりらりら♪ 2点軽減。 フィエラ:ん。7点しか抜けなかったよ。おっほっほっほ。 GM:……しょぼん。 この間も、ニルヴァーナがちまちまちまちまとファイアボルトでダメージを与え続け。 フィエラは殴って避けられ続け。 アイヴィーは何にもできないので殴られ続ける(笑) GM:また《スマッシュ》じゃー。スマッシュ大会じゃ〜! 食らえ!(ころころ)16! フィエラ:16? フェイト2点使う。(ころころ) GM:やったああああああああ! 全部1ゾロだー!(一同爆笑) アイヴィー:い、今のは……(笑) GM:すごいことするなあ。サイコロ4つ全部1って(笑) フィエラ:奇跡だなあ(笑)。神ロールだったな今の。こんころこん……ん? 出目真っ赤?!(笑) アイヴィー:こっちも当たった。 GM:フィエラには22点。 フィエラ:14点止めて8点抜け……《プロテクション》いらないや。 GM:アイヴィーには……あうー、16点。 フィエラ:うん、素で11点止めるから5点抜けだね。 GM:しょぼーん。 フィエラ:はい、じゃいきまーす。(ころころ)18。 GM:はい当たりました。……おかしい、何かぜんぜん楽勝じゃねえか。 フィエラ:えーと、8点しかダメージ与えられない(苦笑) GM:ああ、じゃ止まった(笑)。よしよし、まだ生きてる! フィエラ:もう今日、ゾロピン出すぎ! GM:(ニルヴァーナの魔法処理。ころころ)ダメージ3D……うわああああ! フィエラ:はい頑張ったー。 GM:(うめき声)出目、でけぇ……。11点抜けでオウガ倒れたー!! フィエラ:はっはっはー。 気がついたらGM管理のニルヴァーナが魔法で倒してました(苦笑) ん? フィエラとかほとんどダメージ与えてないんじゃね? GM:もっと強いの出せばよかった。レライエとか(ぼそ) フィエラ:……いや、死ぬんじゃないか? 100%消し炭になってるんじゃないかウチら?(笑) 1体倒れてしまえば、あとは怒涛のように押し切られます。 ニルヴァーナがダメージにフェイトを乗せた《ファイアボルト》が炸裂し。 やっとこさ敵から離脱したアイヴィーが放った射撃は、なんとクリティカル! これも大ダメージ。 フィエラ:わっしょい、わっしょい!(笑) GM:おいおいおい、前回のあのクリティカルの出なさ具合は何だったんだよ! アイヴィー:今回のために取っといたの(笑) フィエラ:殴って切ってコロース! GM:じゃニルヴァーナは魔法打ち止めなので、近づいてって殴る。 フィエラ:ぼこすかうぉーず。 GM:(ころころ)低い! フェイト使って振り直し。 フィエラ:フェイト、ドロップ用に取っとけよ!(笑) GM:17と言って攻撃だから……オウガ頑張れ、オウガ頑張れ! フィエラ:死ね、死ね、死ね! GM:(オウガの回避サイコロをころころ)あああ、足らねえ〜! ふぇ、ふぇいと!(一同爆笑) フィエラ:フェイトねえよ! モンスターにフェイトあったら泣きそうだよ! GM:7点抜けー。はい、アイヴィーさん。 フィエラ:撃墜もってかれそうな気がする……!(笑) アイヴィー:フェイト使ってー。(ころころ)19! GM:ちきしょー、当たるに決まってんだろそんなのー! オーバーキルだこいつらー! でもまだ生きてるー! フィエラ:(ころころ)よっしゃああああ! GM:うわああああ、6ゾロ出しやがった!(一同爆笑) アイヴィー:ここで6ゾロ出すか。 GM:はい、はい、はい、ダメージが2D増えますー(投げやり) フィエラ:きたー、よーやくクリティカルだー。わっしょ〜い!(ころころ)わっしょい、わっしょい、わっしょいしょい! 25て〜ん!(笑) GM:はいやられましたよー! 次からもっと強いの出そう! 余ったフェイトをドロップ品決定につぎ込むプレイヤーたち。 くそう、そんなのにフェイト使うな! 戦闘に使え!(苦笑) そんなこんなで、届け物の薬を届ける一行。 フィエラ:は〜、ようやく着いたよ。 GM:(アルケミじーさん)「おおー、これが薬か。どうもどうも」 フィエラ:やー、謎のインプに襲撃されて大変でしたよ。 GM:(アルケミじーさん)謎のインプ? この辺では魔族がうろうろしてるらしいからのう。ちょっと気をつけたほうがいいかもしれんのう」 アイヴィー:(さらりと)ま、見つけたら潰すだけですから。 GM:じゃあこっから街まで戻って、報酬を受け取って、今回のシナリオはおしまい、です! さーて、伏線めいた発言も出てきました! これから先、プレイヤーたちはどうなるのか! そして、GMとプレイヤー双方のサイコロの出目の悪さはどうにかならんのか?! 各種の問題をはらみつつ、進行する天舞GMのアリアンロッド! 敵は強いほうがいい! 手加減なしで次はシナリオ作るぞ! (to next scenario!) |