アリアンロッドリプレイ #4−1 |
〜海洞を進むロクデナシたち〜 レベルを上げたい! PCもGMも、そろそろキャラクターのレベルを上げたいと思うお年頃(どんな年頃だ)。 基本ルールブックも、上級ルールブックも、次のランクの装備は4レベルから。 しかし、PCの現在のレベルは3。 本筋に入ってきたので、ちょっと底上げしたい――というのが正直なところ。 で、本音は――本筋のネタが思いついてない(苦笑)。 だったら。 本筋とは全然関係ないインターミッション(intermission。休止、幕間)を間に入れて、PCたちの経験点稼ぎ&次のシナリオの内容を思いつくまでの時間稼ぎをしよう! そんな怠けた思惑で始めた今回のセッション。 ――読んでも得しないよ?(えー) GM:とりあえず録音を開始。そういえば要らないアイテム類は売って下さい。 シナリオ1〜3で入手したアイテム類(エメラルドリング2個とか、前回のシナリオで入手した【行動値】+3のブーツとか)を売っぱらい、ポーションを買い足したり、サポートクラスを替えるかどうかひたすら悩んだり(フィエラ:やっぱりウォーリアかなあ? アイヴィー:アルケミストやめようかな)。 特に転職。フィエラは直接ダメージ、アイヴィーは【行動値】、ニルヴァーナは[物理防御力]に弱点を抱えてますからね。弱点は弱点としてメインクラスの能力を増強するのか、それとも弱点を補うクラスへの転職を行うか。 フィエラ:(キャラクターシートを確認しつつ)これって、[命中修正]0なんだよねえ? GM:どれ? ……ああ、前回手に入れた武器か。忘れてた、2D振って下さい。実はその武器は特殊な武器なんです。 フィエラ:2D? (ころころ)振った。12。 GM:じゃあ、[命中修正]か[攻撃力]か[行動修正]をどれか1点増やしていいです。 フィエラ:ほぇ? 成長するのもしかして? ちなみに入手時の能力は「種別:短剣」「レベル:1」「重量:5」「命中修正:±0」「攻撃力:+4」「行動修正:−1」「特殊能力:【MP】を5点消費することで、ダメージを<光>属性の魔法ダメージ化」。 フィエラは「まずは当てないと」ということで[命中修正]に+1しました。 GM:ところでギルドスキルはどうします? ギルドレベルが2なので、《加護》《加護》にするか、《加護》《目利き》にするかどっちか選べます(《加護》はギルドメンバー全員のダメージ減少に+2、《目利き》はドロップ品判定のサイコロに+1) フィエラ:(即決)《加護》《目利き》で(笑)。――あー、でも金はあるのか。みんなけっこう余ってる? GM(ニルヴァーナ):えーと、375G(←ポーションしこたま買い込んでるのであまり残ってない) フィエラ:アタシ1360……(笑) アイヴィー:1600。 フィエラ:はい、じゃあ《加護》《加護》で。 GM:じゃあダメージ減少に+4です。硬いなー。 フィエラ:ていうか、それないとやってらんない(笑) ――何だかんだで、20分くらいルールブックをとっかえひっかえして、やっとこさ今回のセッションスタートですよ。 GM:前回のシナリオはたぶんみんなほとんど覚えていないだろうから捕捉すると、「偉い神父さんが来た! アイヴィーのお師匠さんだった! 魔族に襲われた! アイテムを取ってきた! で今それを解明してる!」という状況でございます。 はしょりすぎである。 GM:アイテム解明中なので、皆様方は実はヒマです。 フィエラ:(歌う)し〜ごとー、ごとごとー♪ アイヴィー:(同じく歌う)ヒーマだ〜、ヒマだー♪ GM:いや仕事探せよお前ら!(びしっ) 一同:(まだ歌ってる)はたらくひとーに、なりたくて〜♪ アイヴィー:って、んなわけあるかぁぁぁぁぁぁっ! 働かないで暮らしていければねえ。 フィエラ:はい、働きまーす。 GM:じゃあお仕事探しましょうか。張り紙がいろいろ貼ってあるんですが。 アイヴィー:子犬探し、子猫探し、子ガニ探し。 フィエラ:ウィルス探し。 アイヴィー:野良ウィルス。 GM:ウィルスみんな野良じゃぁぁぁぁぁぁっ! まあちょうど良さそうなのがありますな。「洞窟探検」 フィエラ:ほう。またベタな(笑) GM:依頼の内容なんだが、今まで潮の流れで、洞窟が隠れていたところがあったと思いねえ。 一同:ふんふん。 GM:で、例えば魔法工事とかで、護岸設備をしたら、潮の流れが変わって洞窟が見つかったと思いねえ。 フィエラ:ふんふん。把握把握。 GM:見つかったばかりなので中がどうなってるか分からないので調査してきてください、という依頼なのですが。 フィエラ:行く行く〜。 GM:神殿のお仕事なので依頼料は安いです。 フィエラ:でも、中のものはかっぱらってきてもいいんでしょ? GM:もちろんです。中に何か金目のものがあるかどうかは別問題ですが。 フィエラ:……いいよ、モンスターぶっ殺して剥ぎ取ってくりゃいいんだよ。げらげらげら。 GM:(何でそんなにダークな発言してんだよ) フィエラ:で、我々がぶっ殺されて帰ってくると。 GM:(何でそんなにネガティブな発言してんだよ)とりあえず報酬はひとり100。 フィエラ:安っ!(笑) GM:噂では、この付近に昔海賊がいて、宝物を隠したんじゃないかという話なのですが。 フィエラ:都市伝説、都市伝説(笑)。 GM:ま、山下将軍の金塊と同じ扱いだと思っていただければ(一同爆笑) 冒険者の宿にある張り紙からの仕事って、何となくアリアンロッドっぽくないような気がするのは私だけでしょうか? 一昔前の冒険者のシナリオ導入って、たいがい「壁に貼ってある依頼の紙」だったような気がするのですが、そういえば今のリプレイではほとんど見ませんね。 とまれ、PCたちはヒマをもてあましてるわけで、気ままにお出かけです。 GM:では、ワープポータルでぽよよよ〜んと飛んで。そこから船で。 フィエラ:マジかい?(笑) GM:船で半日ほど行ったところに着きます。 アイヴィー:了解。 GM:あ、行きの船賃は神殿から出してもらえますが、帰りの船賃は自腹なのでヨロシク(笑) フィエラ:ガッデム! 稼いで帰って来いってことね! GM:半日ほどかけて、依頼のあった漁村に着きます。 フィエラ:んじゃ、ゆっくり休ませていただきましょう。……その洞窟に噂はないんですか? GM:(突然第一村人)「いんやぁ〜、ンなこと言われてもねぇ〜。洞窟、こないだ見つかったからねえ。ワシらが報告したんだよ、ワシらが。いや潮の流れが変わっちまってなぁ〜、魚が取れねぇでよぉ、どーしたもんかと思ってたらの、こう、普段行かないトコまで行ったら、あンれまあこう、潮の流れが変わって、洞窟開いとるやんか!」 ……どこの人だよいったい。ホントに即席でやったから、方言がめちゃくちゃです。 とりあえず漁師さんに小舟で連れてってもらうPCたち。 GM:じゃMAPを描きます。こんな感じ。 例によってMAPはコチラ参照。 GM:(MAP描き描き)細くなりまして……広くなりまして……この辺(MAP@)は陸地なんですな。ただ海はまだ続いてます。ここで降りて道を行くか、このまま水に沿って行くか。 フィエラ:まっすぐ行っちゃおうか? アイヴィー:あ、ちょっとすまん、トイレ行ってくる(席を離れる) GM:そうすると、まっすぐ流れていって(また描き描き)……かなり細いのと、広いのに分かれます(MAPA)。広いというか、今までと同じ幅かな? 細いほうは割と船をガツガツと擦りそうな気がする。 フィエラ:じゃあ調べやすい方から調べてこうか。 GM:じゃあ広いほうに行きますと……(またMAP描き描き)ここはまた陸地です(MAPB)。こっちはまだ海だと思いねえ。まだ、このまままっすぐ行けるけども、陸地は砂地みたいになってて乗れます。 フィエラ:う〜〜〜〜〜〜ん……アイヴィー待ち(笑)。降りたほうがいいのか、まっすぐ行ったほうがいいのか……。 GM:(さーて、ここまでMAP描いたけど、このあとの構造どうしよう――笑)陸地に上っても、潮の流れが極端に変わって船が流されない限りはいつでも戻ってこれます。 アイヴィーさんのトイレ休憩でしばらく時間を潰す我々。 アイヴィー:(帰ってきた)もうひとつ入れそうなとこがあるんだ。 GM:うん。いまここまで来てます。 フィエラ:で、ここが砂浜。こっちも砂浜らしい。 アイヴィー:うん。 フィエラ:どうするか。このまま潮の流れに身を任せるか。 アイヴィー:う〜ん……し〜おのな〜がれにみ〜をまかせ〜♪ フィエラ:言うと思ったんだよ。 アイヴィー:もうちょっと先に進んでみる? 行けるとこまで。 フィエラ:うむ。 GM:行けるとこまで行くと……(おっと、これ以上この海路を延ばすと描いてる紙からはみ出そうだ)ちょっとここ(MAPC)から流れが早くなります。 フィエラ:まだ戻れる? GM:戻れるけれども、ちょっときつくなってきたかな? って感じ。 フィエラ:じゃ、一回戻ろう。砂浜に降りてみようか。 GM:じゃあ、砂浜(MAPB)に小舟を係留して、降りました。……たいまつとかランタンとかってこのゲームあったっけ? フィエラ:ありそうだけど、なさそうだよね。 アイヴィー:らんたったー♪ らんたったー♪ 長い間アリアンロッドをやってなかったもので全員すっかり忘れてます。あるから! 冒険者セットの中に入ってるから! さんざん今までのシナリオで話題にしてたじゃないの! GM:ランタンが冒険者セットの中に入ってるわ――そういえば第1回のシナリオでそんな話をした覚えがあるな。ランタン買わせて、ランタン置いてかせたような(一同笑) フィエラ:……ふ。アタシら(笑) GM:そのまま進んでくと……(描き描き)ちょっと大きなところに出ます(MAPD) フィエラ:はい? 中には何があんの? GM:(それは今から考えるんだよ――笑)一見して何にもないように見えます。調べて欲しいんですが。 フィエラ:はいい? [トラップ探知]? GM:んや、トラップはないので―― フィエラ:じゃあ捜索?(註:アリアンロッドには捜索という判定方法はないので、一番近いのは【感知】による判定です) GM:うーん、【幸運】で振ってみて。 フィエラ:【幸運】すか? GM:代表者、振ってくださーい。 フィエラ:でもアタシ、【幸運】判定は3Dなんだよね(←フィルボルの種族スキル《ラッキースター》の効果)えーと、12。 GM:う〜んと、12だったら……(さーてどうしよう。洞窟でギルマン系のエネミーを出すつもりだから……)分かってもいいかなー。地面に槍っぽいのが置いてあったり。 フィエラ:なんだそりゃ。槍っぽい? GM:槍っぽいと言ったのは、槍の形はしてるんだけども、朽ちちゃったり、使えなかったり、壊れてたり。使えないことはないだろうけど。何本か。 フィエラ:一本持ってみようか? GM:まあ、普通に槍ですが。 フィエラ:武器としては使い物にならないってこと? GM:作りが割と稚拙だしねえ。 フィエラ:じゃ、このまま置いていこう。どうせ持って帰っても売れそうにないし。 GM:そうだね。で、ちょっと大きな通りと、細い通りになってます。 フィエラ:じゃ、大きいほうへ。 GM:(この辺でちょっと地形に変化をもたせようかな。MAPE)大きいほうは、坂になってます。上ります。 フィエラ:じゃ、上ってみよう。もそもそ。 GM:あ、床が湿ってるんで、こけなかったかどうか【敏捷】で判定。 アイヴィー:あい。了解。(ころころ)6ゾロ! GM:(滑りやすいんだったら、トラップの「滑る床」にしちゃえ)「滑る床」のトラップ。[トラップ解除]できないよなあ。 フィエラ:え〜っと、13。 GM:それは……ずるずるずる〜。でもう一回。 フィエラ:滑るんすかあ? 出目8振ってたよ。 GM:(ルールブックを見て)でも目標値14扱いになってるんだよなあ(笑) フィエラ:くぅぅぅぅぅぅ。どうしろと。 GM:(ルールブックの見ていた項目が「滑る床」ではなく「移動する床」だったことに気づいて再度見直し)あ、13なら大丈夫だ。ぴったり上れる。ここは滑りやすいということは覚えといてください。 フィエラ:はいよ。……切ねぇなあ。【敏捷】、ボーナス込みで5点もあるんだけど、何で滑るんだろう。意味が分からん。 GM:ニルヴァーナは【敏捷】3だけど一発で上れたよ。アイヴィーは6ゾロだし(一同笑) アイヴィー:えへへへへ。 フィエラ:お前らなめてんのか!(笑) GM:(よし、MAPも奥まってきたし、そろそろ敵を出しとくかな)そうすると、何か音が聞こえてきますよ(MAPE) フィエラ:えーと、じゃあ隠れる。 GM:ぺたん、ぺたん、ぺたん。ぺたぺたと足音が。 アイヴィー:ギルマンか。 GM:ああ! もう一発で分かってるよ!(一同笑) フィエラ:どーせギルマンだろう。サプライズがねえんだよな(笑) GM:じゃあ、「×▼□●☆っ」「#◇◎∵!」と、理解不明な言語をしゃべりながら、そちらに何匹か。 フィエラ:不意打ちできるの? GM:できますよ。でも隠れてるのはフィエラだけなんで。ギルマンが1、2。で、後ろに弓もちのギルマンと、形の違うギルマンが。 フィエラ:総大将がいるぞ。《シャドウスト−ク》がないと隠れたまま移動できないんだよなぁ。 GM:行動はこっちはみんなおしなべて低いので。そっちが先かな。 フィエラ:ホントに?! これ(=アイヴィー)より低いの?! GM:それ(=アイヴィー)いくつ? アイヴィー:【行動値】2。 GM:ダメ。一番遅い(一同笑) しかしアイヴィーのことを「これ」だの「それ」だのと指示代名詞でしか呼んでない我々。物扱いかよ! GM:ちなみに[エネミー識別]したい人は行ってください。近づいてくるまでに時間があるんで。 フィエラ:だって基準値2しかないもん(笑)。どうせ弓持ってるのはギルマンアーチャーだろ? アイヴィー:(ころころ)1ゾロ。 GM:じゃあニルヴァーナは一番奥のを[エネミー識別]しよう。(ころころ)ギルマンメイジですね。 フィエラ:ああー、めんどくせー。 GM:じゃあここから戦闘ラウンドに入ります。 フィエラ:アタシが隠れてるところにモブは来る? GM:いや、隠れてるから行かない。 フィエラ:来ないなら、弓もないから《サプライザル》(=[隠密状態]のときに命中とダメージが増加する)も意味ないじゃん(一同笑)。じゃあ出てくるよ。 アイヴィー:じゃあこっちも銃を構えるよ。 GM:ニルヴァーナは《トルネードブラスト》でモブを倒せますが。 フィエラ:ジャマだから1グループ飛ばしといて。アタシはたったったーと走ってって、アーチャーかメイジを潰しといた方がいいのかな? フィエラはギルマンを突破して、奥のギルマンアーチャーAに張り付きます。ニルヴァーナはおなじみ《トルネードブラスト》でギルマンAグループを抹殺。ギルマンメイジは《ウォータースピア》を放ちますが、出目が悪くアイヴィーにかわされます。ギルマンアーチャー2体もアイヴィーを集中砲火。容赦なくクロスボウの矢が突き立ちますが、どちらも《プロテクション》で無傷。《トルネードブラスト》から残ったギルマンBがフィエラを攻撃しますが、フィエラにあっさりと避けられます。クロスボウで撃たれたお返しに、アイヴィーの銃がギルマンアーチャーAに命中。 次のターン、フィエラの攻撃はクリティカル! 27点ものダメージで、ギルマンアーチャーAは木っ端微塵。ギルマンBグループも、二発目の《トルネードブラスト》で消滅します。さすがにこれだけの戦力差を見せられたギルマン’sの生き残りはMAPJの方へ退散し始めます。その背後から撃たれたアイヴィーの銃は、フィエラに続いてクリティカル。ギルマンアーチャーBは一撃で瀕死状態。 逃げモードに入ったギルマンメイジとギルマンアーチャーを、容赦なくフィエラが追いかけエンゲージ。ギルマンメイジにまとわりつきます。さらにニルヴァーナまでもが追いすがって、抜き身の刀でギルマンアーチャーBをずんばらりん。哀れ切り身となってしまいます。一矢報いようとギルマンメイジが《ウォータースピア》をフィエラに撃ちますが、サイコロの出目だけで避けられて、反撃もここまで。最期はアイヴィーの銃で撃たれて戦闘終了。 圧倒的に戦力差があったおかげで、戦いに緊張感の欠片もない……(苦笑)。 GM:どうしましょう。道は左右に分かれてますが。 フィエラ:じゃあ、ギルマンが逃げてった方を追いかけてみようか。 GM:先に進む(MAPJ)と、この辺から水になってます。 フィエラ:じゃあとりあえずそこは置いておいて、反対側行ってみようか――(眠そうにしてるアイヴィーを見て)ああ、アイヴィーが眠ってしまう! GM:まずいまずい。 フィエラ:じゃあアイヴィーに行動の決定権をあげよう。 GM:こっちに行くと……(MAPG)地面が下る方向と、上る方向とに分かれます。 アイヴィー:上る方向。 フィエラ:我々はバカと煙なので高いとこが好き。 GM:なるほど。上ってゆくと……(いちおう自然の洞窟だし、崩れそうな状態にしとくかな?)先頭を歩いてるのはフィエラだよね? フィエラ:へらへら。[危険感知]かい? GM:うん。【幸運】判定してください。 ……録音を聞いてて思ったのですが、何でこの回は、判定を【幸運】でやらせてるんだろう? 自分でも理解に苦しみます。本来は全部【感知】でやるべきなんだけどねえ。何かに気づくのは【感知】、何だか判別するのは【知力】。【幸運】で判定するケースは、それこそ「欲しいものがお店で売ってるかどうか」みたいなものぐらいなのですが。 まあ、GMがぼけぼけしてたってことで。ダメだねえGM。 フィエラ:(ころころ)クリティカル。 GM:天井が危険そう。ここで大きな音を立てると、もしかしたら崩れてくるかもしれない。 アイヴィー:うん……(うなずいてるが明らかに眠そう) フィエラ:あい。じゃあそろりそろりと進む。 GM:(紙の端っこまで来たからここは出口にしちゃえ。坂を上ってるから、地上に出るっていうのも説得力あるし)そうするとこっちは地上に出ちゃうんだな(MAPH)。 フィエラ:んじゃ出口をメモって、反対側に行こう。 GM:んじゃ、坂を下って行きますと……(描き描き) フィエラ:道がつながってるんじゃないのか? GM:(上の通路と同じくらいの位置に、滑りやすい坂道作っといた方がそれっぽいな。MAPF)また【敏捷】で目標12。 フィエラ:(ころころ)今度は成功だ! アイヴィー:(ころころ)成功。 GM:じゃ、ここもまたじめじめして滑りやすい、と。どうする? まだずっと進む? 一同:うん。 GM:(フィエラの言ったとおりに道をつなげちゃえ)そうすると、ここ(MAPD)に繋がるんだな。 アイヴィー:おおー。 フィエラ:じゃあ一度舟に戻って―― GM:(んじゃ、ちょっとサプライズかましたれ)ほい、では舟を係留しておいたところ(=MAPBの砂浜)まで戻ると、舟がねえです。 アイヴィー:をを?! フィエラ:はい?! 係留しといたんじゃなかったっけ。縄とかは? GM:切られてるねえ(PCたちが戦闘している間に、別のエネミーが回りこんで切断したことにしよう。てことは別エネミーはMAP@を経由してMAPAの舟の縄を切ってるから、MAP@とMAPJは直通にしといた方がいいな) フィエラ:さっきのギルマンか! GM:さっきのかどうかは分からないけどね。 フィエラ:別のギルマンがいっぱいいるってことかなあ。帰りどーすんだ、泳ぐしかないのか。 GMの(思いつきの)陰謀によって帰る手段を失ったPCたち。彼らは無事帰還できるのか? そしてGMは完全アドリブ洞窟を破綻なくマスタリングできるのか? ホントに大丈夫かよ、と誰もが一抹の不安を覚えつつシナリオが進行してゆくのは秘密だ! (続く) |