アリアンロッドリプレイ #5−1 |
〜すれっからしなロクデナシたち〜 GM:えー。仕様変更により、全員が買っていた黒装束を今この場で買い戻しています。 いきなりですが、現状説明です。 話はシナリオ#4が終了したあとに遡ります。 経験点が入って、クラスレベルが4になったPCたち。4レベルになると、武器や防具が1ランク上のものを装備できるようになります(ルールブックに記載のある武器防具の制限レベルの多くが、1レベルの次に4レベルとなっている為)。 基本ルールブックや上級ルールブックなどをとっかえひっかえして、装備できる武器防具を探すPCたちだったのですが。 「お、黒装束が装備できるじゃん」 誰が言い出したのか既に覚えてませんが、上級ルールブックの防具表に掲載されている「黒装束」。4レベルで重量4、防御力+6でお値段700G。全クラスが装備できる、軽量な割に性能のいい防具を見て、PC3人は現在の鎧を売り払って黒装束を身に着けたのでした。 が。 実はこれ、誤植。黒装束は名前の通り、実はニンジャ専用の鎧なのです。過去にエラッタも出ていたし、#3終了時点でも黒装束関連の話が出たときに「それ多分誤植じゃない?」なんてPCたちに言った覚えもあるというのに。すっかり失念しているGMもどうかと思うわけですよ。若ボケ? とまれ。ルール裁定の最終的な決断権を持っているのはGMなら、その責任を負うのもGM。PCの所有する黒装束を、今回限りで購入金額の1.5倍である1050Gで引き取るという対処を取りました。 前に装備していた鎧を処分しているからといって、1.5倍は甘すぎたかな? まあPCが3人しかいない状況でやってるのと、そろそろ本筋に入ってくる関係で、PCたちをちょこっと強化してあげたい気持ちもあるものですから。 そんなこんなで大幅に強化されたPCたちはこんな風に成長してます。 ●フィエラ:レベルアップで、白兵攻撃が当たりやすくなる《イーグルアイ》と、相手のスキルひとつを打ち消せる《インタラプト》を取得。さらに武器のひとつをバゼラートからカタールへ、防具は借金までしてグリーンベレーとフェザーアーマーを購入して、物理防御力が20にまで跳ね上がりました。当たらない、当たってもダメージ抜けない、というGMとして困ったPC(笑)になりつつあります。どう対処したもんだろ。 ●アイヴィー:戦闘のキモである《プロテクション》が3レベル。これで大概の攻撃が抜けなくなりました。また《ヒール》の回復量に+3できる高位聖印も財産をつぎ込んで購入し、パーティの防御面を一手に引き受ける、まさに砦となっています。ついでにクラスレベルが4レベルになると銃もグレードの高いものが装備できるようになるので《ガンスミス》も2レベルへ。マスケットからライフルに強化されましたが、【行動値】に−5されてしまうのは相変わらず。 ●ニルヴァーナ:今回、一番ダメな成長をしてます(笑)。《スピリットオブサムライ》を2レベルにして刀を強化し、《コンバットセンス》で一番最初に動けるようになったものの、白兵攻撃が当たるわけでもなく、そして避けられるわけでもなく。そんなんだったら、《ファイアボルト》にしこたまつぎ込んだ方が良かった気もしたのですが、もはや後の祭り。さて、この成長がどう出ることやら。うひひ。 さらにギルドレベルも上昇、これで《加護》が3つ分になりました。デフォルトであらゆるダメージを6点軽減します。 こりゃ、生半可なダメージ能力しか持たないエネミーは出せなくなったなあ。どうしよう? フィエラ:所持金が、マイナス393Gになりましたー!(笑) アイヴィー:ぱちぱちぱち〜。 GM(ニルヴァーナ):借金ちゃんと返してね。 フィエラ:すごいよ。ライフパスの「孤独との戦い」から、「貧乏との戦い」になりつつある(一同爆笑) GM:前回のシナリオから戻ってきた後なんですが――生活費はいいです。所持金が13Gしかない、某アイヴィーさんという人がいるので(笑) アイヴィー:まあ、なぁ……(苦笑) フィエラ:……ふ。奴より貧乏だぜ実は(笑) アイヴィー:こっちはまだぎりぎり借金してないもんね〜。 GM:今現在は、神具を解明しているジムゾン神父の手伝い兼護衛をしてると思いねえ。生活費は彼が出してくれてる。 アイヴィー:まあ、奉仕活動でもやりながら。 GM:そんな中、ジムゾン神父からお呼びがかかるわけですよ。 フィエラ:はい。呼ばれたよ。 アイヴィー:何でしょうか師匠。 GM:ジムゾン神父は、割とやつれた顔をしてます。 アイヴィー:……この頃、何かパタパタと忙しそうにしてましたけど、どうしたんですか? GM(ジムゾン):「……いやあ、神具が、分からん。どうしたものか、さっぱり、分からん」 フィエラ:……何の話をしてるのかな、このオッサンは。 アイヴィー:ほら、この前持ってきた神具の鍵の、使い方とか、出自とか、エピローグとか。 一同:エピローグはまだだろぉぉぉぉぉぉぉっ?!(ツッコミ) GM(ジムゾン):「君たちに持ってきてもらった神具の鍵なんだが。使い方がまったく分からんのだ」 アイヴィー:でも、記録には残ってたんでしょ? GM(ジムゾン):「記録には残ってたんだが、何にどう使うのか、分からない」 フィエラ:オーパーツを調べたけど、何一つ分からなかったってことだね。 GM(ジムゾン):「まあ、私も神官の端くれでしかないからなあ。専門家でもないのだよ。……高名な錬金術師や、知識人のメイジやセージがいるならともかく、私の周りにはいないのだよ」 アイヴィー:うずうず、うずうず(←一応アルケミストの端くれ) GM:じゃあ、試してみるかい? [錬金術]判定で(笑) アイヴィー:んじゃちょっとやってみる(笑)。6ゾロ出したら大笑いだけど。 フィエラ:クリティカルするのかい? クリティカルしてシナリオ崩壊するんだろ?(笑) GM:どうぞ? フェイト使う?(笑) アイヴィー:……やめとく(一同爆笑) フィエラ:つまんね(笑) アイヴィー:[錬金術]判定だから……5+2Dか。(ころころ)10。 GM:うん、じゅうぅ? 何だかさっぱり分からないね。 フィエラ:その出目じゃ、普通のアイテムだって鑑定できない物の方が多そうだよ(笑) GM(ジムゾン):「伝承によると、神具によって魔族の力を削ぐことができる、らしい」 フィエラ:要するにどういう効果で魔族が弱るのかが分からない、と。 GM:というより、そもそもそれをどう起動させるのかが分からない。「で、この手の研究について、割と名前の知れている人が、幸いにもこのテニアから足を運べるところにいるらしいということを聞いてだな」 アイヴィー:つまり、神具なりその鍵なりをちょっと持っていって調べてきてくれ、と。 GM(ジムゾン):「いや、その人を連れてきて、調査に加わってもらうよう依頼してきて欲しい」 アイヴィー:連れてくるんすかぁ?! GM:神具を持ってくのは危険だからね。 アイヴィー:なるほど。 フィエラ:神殿の外に持ち出したくないから、高名な錬金術師を招聘してこい、と。 GM:神殿の中にある分には、潜入して奪って、逃げなきゃいけないわけでしょ? これがもし君らが持っていった場合、襲われて帰らぬ人になったらどこにあるのかさっぱり分からなくなる。ちゃんと届けても、向こう側が襲われれば、またこれも所在が分からなくなる。そもそも神具を運んでくる段階で襲われてるんだから。 アイヴィー:なるほど。行ってくるから、とりあえず紹介状かなんかちょうだい。 GM:「それはもちろんだよ」と、紹介状を手渡してくれるね。 アイヴィー:これを手渡して、その人を連れてくればいいわけね。りょうかい、りょうかーい。……で、今更だけどギルドマスターどうする?(笑) フィエラ:む。まったく話に参加してなかったが、仕事があるなら引き受けるよ。……アタシは借金を返さなければいけないのよぉぉぉぉぉ!(笑) アイヴィー:借金を始めたら地獄よ、うんうん。 GM:基本的には、行って、紹介状渡して、連れてくるってだけの話だから大した報酬は出ないけれど。一人あたり300Gに必要経費を入れて1000G。 フィエラ:はいはい。 GM(ジムゾン):「その錬金術師というのがフォボンさんという方で、以前君たちはそこにお邪魔したことがあると聞いているのだが」 アイヴィー:……あああ〜っ?! ……覚えとらん(一同笑) GM:シナリオ#2ですな。 アイヴィー:分かってる、分かってる(笑)。てことはまたあそこに行くわけ? でまた襲撃受けるわけ? GM:シナリオ#2というと、フィエラさんが川を渡ろうとして、何度も転んで「ギップリャ!」って叫んだ回ですな(笑) フィエラ:……先生。そんなイヤな記憶は封印しといてくれませんか(笑) GM:紹介状を流されないようにお願いします(笑) アイヴィー:大丈夫。紹介状をギルマスの身体に結び付けておけば……流れるけど(笑) GM:まあ今回、川などの判定をするつもりはまったくないので安心を。 アイヴィー:んじゃ、今度は泥沼だ。 フィエラ:何だよ、もっと酷いじゃないか。 GM(ジムゾン):「まあ落としても悪用されるようなことはないと思うんだが、なるべくなら落とさないでくれよ?」 アイヴィー:大丈夫ですって、ぱんぱんぱん。とりあえずわたしが持ってるわねー。 GM(ジムゾン):「……心配なら、ウチからひとり、人をつけるが?」 アイヴィー:(即答)いやいらん。 フィエラ:報酬が減るのはイヤだな〜。 GM:うん? 報酬は減らないよ。 アイヴィー:誰が来るか予想できるからいらん(笑) GM:がーん! いらないって言われたよ?!(笑) フィエラ:まあいいや。ウチのギルドはほら、みんなの意見を聞くギルドだから(一同爆笑) GM(ジムゾン):「そうかね? 君らが前衛が欲しい、前衛が欲しいと言っていたから」 フィエラ:多分ね、プチエキストラみたいなのが出てきそうだから。 アイヴィー:これで、あらゆる攻撃をはじき返すことができるような特殊能力を持ってたら、喜んで来てもらうけど。 GM:危機にあったら自分一人だけ逃げ出すことができるって特殊能力なら(笑) フィエラ:そりゃ、ただ単に役立たずじゃないか!(笑) ここでPCたちが「前衛つけてくれ」というようなら、シナリオ#3で登場しPCたちからあらぬ嫌疑をかけられたヘタレ戦士なヨアヒムくんを同行させるつもりでしたが。もちろん役には立ちませんよ。いやむしろ厄かな? そんなわけで、早速テニアのワープポータルから転送。成功報酬1000Gの為に錬金術師のところへ行ってらっしゃーい。 フィエラ:ついたよー。 GM:錬金術師の家は、森の中の平屋建ての庵なんですが。【感知】で振ってみてください。 アイヴィー:ほ〜い。(ころころ)14。 フィエラ:【感知】だろ? スキル足しちゃいけないんだったら基準値5しかないよ? GM:うーん、[トラップ探知]でも[危険感知]でもないからなあ。 フィエラ:(ころころ)9しかない。 GM:(屋内で起こってることだし、PCが不意打ちできるかのチェックだから、達成値はもう一声欲しいな)じゃあ、建物に近づいていくと、ドアが開いてるんですな。で、窓のガラスが割れているように見える。 アイヴィー:ちょっとマズイなぁ。 フィエラ:楽しそうだね。 アイヴィー:とりあえず、総員、伏せ。 GM:そんな状態なんだが、どうするね? フィエラ:えー? だって入ってみるしかないんじゃないの? アイヴィー:警戒しながらだね。 フィエラ:裏手にこっそり回りこむよ。 アイヴィー:二手に分かれる? フィエラ:いーや全員で行動しよう。3人しかいないんだ(笑) GM:裏手に回るんだね? こっちは窓が割れてないね。 建物の周りをこそこそぐるぐると回るPCたち。踏み込んでいいものかどうか迷ってるようです。 フィエラ:中から音はしないの? GM:(こりゃ、警戒させすぎたな。アクション起こそうか)耳をそばだてると、中からがしゃんと音が聞こえたような気がする。さらに女性の声も聞こえるような気がする。 フィエラ:中に何かいるな。 アイヴィー:ちょおっと、この状況まずいかもねー。……じゃあシーフさん、お先にどうぞ。後ろから援護するから(一同笑) フィエラ:……だろうとは思ったんだけど。 GM:ちなみに、シナリオ#2で薬草を届けに行ったフォボンさんは初老のおじいさんでしたが。 アイヴィー:娘さんがいたような気が。 GM:いたかなあ? そんな話した記憶はないなあ(でも当たらずとは言え遠からず。さすがだな) 物音がしたので、さっそく建物に侵入。開いている――というより壊されているドアから中に入り、奥の部屋に踏み込んでみると…… GM:乱雑に道具などがごちゃごちゃと散らばってるんですが、部屋の一番奥に女性がいて、手前に頭が鳥っぽいのが。 アイヴィー:鳥頭! よしバカだ、勝てる! GM:[エネミー識別]をしたい人はして下さい。 アイヴィー:は〜い。 フィエラ:したければして下さいって、アタシ判定の基準値3しかないんだよねー。 アイヴィー:基準値6しかないんだよねー(笑) フィエラ:フザケンナ!(笑) GM:達成値が10あれば分かる。魔族だね。ハルパスという、剣にすべてをかけていて、剣の腕を上げるために生きる、ちょっと変わった魔族です。 アイヴィー:そいつが何体? GM:1体だけです。 アイヴィー:じゃヘッドショットで殺っとく。 GM:ハルパスはじりじりと奥の女性に向かっていたんですが、君らが来たので反転します。「何だお前らは?」 アイヴィー:問答・無・用!(笑) GM:え?! 問答無用とか言ってるよ?!(笑) 「ほう、なかなかできそうだのう」ちゃきーん(剣を構えるしぐさ) 一同:…………。 GM:…………。 アイヴィー:……(フィエラに)頑張って(笑) 挑発だけして丸投げかい。 GM(ハルパス):「よかろう。この女子ではまったくもって私の剣の腕が上がらんよ。お前達なら楽しませてくれるだろう!」と、襲い掛かってくるわけです。こちらの【行動値】は11なんですが――こっちの方が早いや。「わが奥義、見切れるか?……飛鳥の構え!」攻撃を受けるのは前衛のフィエラ? フィエラ:わっしょい、わっしょい。 GM:回避判定のサイコロ1個減らしてね(=ハルパスの所有スキル《飛鳥の構え》の効果) フィエラ:マジデスカ?! それでも2個振れるからいいけどさぁ。 GM:「ひっさぁぁぁぁぁぁぁつ!」と言いながら斬ってきますね。 フィエラ:うんうん。必殺っていう単語を出す奴ほど、必殺じゃないんだよ。 GM:うりゃ!(ころころ)22といって攻撃。 フィエラ:どう考えたってデカすぎるだろ、その出目。クリティカルのみだなあ。(ころころ)無理だね。 GM:えー、ちなみにコイツは《連続攻撃》(=同一対象に2回攻撃できるエネミー専用スキル)を持ってます。 一同:わ〜い(悲鳴) GM:ダメージは20点。 フィエラ:(計算して)6点抜け。 アイヴィー:《プロテクション》いる? フィエラ:いや、1発目はいただいとこう。 GM:じゃ2発目。「せぃぶぁぁぁぁぁつ!」 フィエラ:(小声で)スカれ! スカれ! GM:2発目は17という。 フィエラ:それでも2Dで11以上だもんなあ……(ころころ)無理無理。 GM:ダメージは21点。 フィエラ:……あ! ちょっと待って。《加護》があるから、さっきの攻撃ダメージ0だ。2発目も1点しか食らわない(笑) アイヴィー:心配する必要なかったなー。 フィエラ:ふふふ。かきーん、かきーん。はっはっはー(笑) GMもPCも共に《加護》を失念していた我々。何だよ、ダメージなんか抜けないよ! ハルパスに対するフィエラの反撃はクリティカルしてダメージに+2D。その上、大して命中の高くないニルヴァーナの斬撃すら避けられず食らってしまう始末。 GM(ハルパス):「ぬぅぅぅ、2対1とは卑怯なぁぁぁぁ! ってもうひとり銃構えてるしぃぃぃ!!」(一同爆笑) アイヴィー:覚悟してねー(はぁと) フィエラ:いらないいらない。そんなハートマークいらないから(笑) アイヴィー:(ころころ)11の……15! GM:出目7以上で回避!(ころころ)え?! 避けられねぇ!(一同爆笑) ちょっとまってコイツ、弱いぞ?! アイヴィー:あ、銃がマスケットからライフルになって攻撃力+10になったんだ。 フィエラ:攻撃力+10だとアタシより強いよ(笑) アイヴィー:「強化弾」買っとけば良かったかな〜。(ころころ)ダメージ19。 フィエラ:今までの攻撃の中で一番痛い(笑) GM:じゅうきゅうてんん?! ちょっと待って、もう【HP】6点しか残ってないよ?!(一同爆笑) フィエラ:面白いなコイツ(笑) GM(ハルパス):「ぬう、この飛鳥の構えが、崩されるとはっ! ……お前ら! 話し合おう!」(一同爆笑) フィエラ:話し合う、話し合わない以前に、お前はこんなところで女の人を襲って何をしてたんだ? アイヴィー:全部話してくれたら、見逃してあげないかもしれない(笑) フィエラ:見逃してあげないこともないかもしれないかもしれない(笑) 見逃す気が毛頭ないってのが見え見えです(笑) まったくもって勝ち目のないハルパス君。一応[封鎖]されないスキルを持ってはいるので逃げようと思えば逃げられるのですが、逃げたら逃げたで当然後ろからアイヴィーに銃で撃たれます。射程が70mもあるのですから、全力で逃げても2〜3発は撃たれること請け合い。 死なばもろともと斬りかかるものの、結局4点しか与えられず。フィエラには《スティール》でおちょくられ、最期にはアイヴィーに射殺されてしまうのでした。しかもドロップ品で「剣士のくちばし」(350G)が出たので、死体からくちばしをもがれる散々なハルパス君に冥福を(笑) GM(ハルパス):「馬鹿なぁ、ニンゲンごときに、私の剣がぁっ……!」 アイヴィー:こっちは銃よ。剣より銃の方が強いに決まってるじゃない。 GM:そうすると、壁際に追い詰められていた女性が「ああああなたたちは何ですかぁ? 強盗ですか押し入りですかぁ?(泣)」 アイヴィー:強盗でも押し入りでも、強姦魔でも何でもないわよ。 フィエラ:一番サイアクなのが出てきたぞ?(笑) GM:強姦魔って?! てか、女性が女性に何をする気ですかあなたたちは。 アイヴィー:まあ、それはいろいろと。かっこ問題発言かっことじ(笑) フィエラ:すいません、こいつを後ろから《アンビデクスタリティ》でぶん殴っていいですか? GM:どうぞ。がっつんがっつん殴ってください(笑) フィエラ:お前はっ! 不穏当な発言をっ! してんじゃないっ! ばっちんばっちん。 GM:ギルマスからの鉄拳制裁だ(笑) フィエラ:ところでフォボン先生はおいでですか? ぎりぎりぎり(アイヴィーの首を絞めながら) GM:(あっけに取られて)「……あ、ああ。私はフォボンの孫娘で、ルシエナと言いますぅ(泣)」 フィエラ:孫娘なんていたのか。 アイヴィー:というか結婚できたのかあの人。 フィエラ:おいそこの!(ツッコミ) GM(ルシエラ):「すごく失礼なことを言ってるこの人は誰ですかぁ(泣)」 フィエラ:ああ、すいません。ウチのギルドメンバーがぁぎりぎりぎり!(さらに締める) アイヴィー:うわは、ギヴギヴギヴ?!(一同笑) PCとルシエラ、互いにかくかくしかじかと経緯を説明します。 孫娘のルシエラは冒険者としての旅から戻って研究を手伝っていたのだが、PCたちが来た約1時間ほど前に謎の集団が家に押し入り、フォボンを拉致していったとのこと。助けようとしたものの、逆にハルパスに追われ、家に立て篭もって頑張っていたのですが、ついに追い詰められてしまった、そんなときにPCたちがやってきたのでした。 GM:で、ハルパスは額に穴を開けられてそこで絶命しています(笑) フィエラ:可哀想な奴だ(笑) GM(ルシエラ):「……ということで、祖父はさらわれてしまったのですぅ」 アイヴィー:どっちの方に向かって行ったか分かる? GM:「あっちの方ですぅ」と言って指し示すね。「確かに、向こうの方角にはよく分からない不思議な遺跡があるというのを聞いたことがあるのですがぁ」 アイヴィー:さあ突っ込もう。 フィエラ:……下準備くらいさせろよお前(笑)。だって、ここは錬金術師の家なんだろ? アイヴィー:あ、そっか。漁ればいくらでも。 GM(ルシエラ):「ちょっと待って下さいぃ! 強盗じゃないですかぁ!(泣)」(一同爆笑) フィエラ:というのは冗談でだな。遺跡があるのだったら、この家に何かその家にまつわる本があるかもしれない。 GM(ルシエラ):「……残念ながら、そういったものはぁ……。あの遺跡はかなり危険なものだと祖父から聞いてまして、祖父も近寄らなかったようですぅ」 フィエラ:ふんふん。じゃポーションくれ(一同爆笑) 行動がどう見ても押し入り強盗です。本当にありがとうございました。 GM(ルシエラ):「強盗ですねぇぇぇぇ?! 強盗なんですねぇぇぇぇぇぇっ?!(泣)」 フィエラ:いやいやいやいや。 GM:もっとも、戦闘でポーション類はほとんど割れちゃってますが。 フィエラ:ああ、それもそうか。 GM:ルシエラさんが追い詰められて、いろいろ手当たり次第に投げつけたり―― フィエラ:あんた《ポーションピッチ》で相手回復してるじゃないかぁぁぁぁぁぁぁ!(一同爆笑) アイヴィー:せめて《ハンドグレネード》投げなよ! GM:あんた室内でグレネード使ったらどうなると思ってるんだ!(笑)「まあ、無事なポーションでしたら差し上げることは可能ですがぁ。私も持ってますしぃ」 アイヴィー:いや、途中で襲撃を受けたりしたら困るから。持ってるもの以外のポーションを貰っとこう(結局供出させるのかよ) GM(ルシエラ):「……あとできれば癒してほしいですぅ」(笑) 《ヒール》で傷を癒したお礼に、MPポーションを1個貰うPCたち一行。 無事な本数が何本あるか1Dを振ってもらい、結果1個のMPポーションを貰うのでした。 ……つくづく運がないなあ、こいつら。 GM:では、遺跡に向かいますか。 フィエラ:とりあえずお姉さんは、街に行っておとなしくしててください。 アイヴィー:街に行ったら、ついでに状況を神殿の方に報告してもらおう。 GM(ルシエラ):「では、祖父をお願いしますぅ」 招聘すべき錬金術師は拉致られた後! 依頼を果たすため、PCたちはさらに遺跡へと足を運びます。 (続く) |