アリアンロッドリプレイ #5−2 |
〜モノリスの林とロクデナシたち〜 錬金術師の家で孫娘を助けたPCたち。 ポーションをせびった後は、謎の遺跡に向かいます。 アイヴィー:一応孫娘さんが神殿に行ってくれたから、わたしたちに何かあっても望みはつながるわけだ。 GM:何かあってもって言うな(苦笑) フィエラ:大丈夫、大丈夫! いつでも全滅する自信はあるよ?!(一同爆笑) そんな自信は捨ててしまえ! とりあえずPCたちは、ちゃかぽこと進軍。 GM:じゃあ誰か1D振って下さい。 アイヴィー:(ころころ)2。 GM:あいよ。じゃあ1時間ほど過ぎました。遺跡はまだ、見えてこないねえ。 フィエラ:ふんふん。……で? GM:休憩とかはいいのかね? そろそろお昼を過ぎたあたりの時間ですが。 アイヴィー:じゃ、ちょっと木陰で小休止。 フィエラ:やれやれどっこいしょー。 GM:(マスタースクリーンの裏でころころ。休憩中にエネミーの襲撃なし、と)じゃあ、小休止を取って飯でも食ってくださいな。で、また誰か1D振って。 アイヴィー:1! ごめんちゃい。 GM:そうすると、森の切れ目から、遺跡っぽいのが見えます。今、君らは割と高台にいるんだが、崖から眺めると、遺跡っぽいのが彼方に確かに見える。 アイヴィー:見えたよ〜。 GM:外観は、外壁に囲まれた城塞都市みたいな感じだね。昔の中国の城壁に囲まれた都市みたいな感じなんですな。外壁の周りは、赤茶けた荒地みたいな感じ。 アイヴィー:OKOK。けっこうデカイな〜。 フィエラ:よし、とりあえず近づいてみよう。 GM:近づくにしても、直線距離で近づくには崖を降りなきゃいけないわけですが。 フィエラ:降りるんですか? (崖を見下ろし)無理でしょ? 迂回しましょ。 GM:じゃ、迂回が上手くいくかどうか判定を――何で判定しよう。 アイヴィー:レンジャー? GM:レンジャーにそういうスキルはないんだよなあ。やっぱ【感知】だな。振って下さい。 一同:(ころころ) GM:(出目を確認してなにやら計算)んじゃあ、また誰か1D振って。 アイヴィー:(ころころ)5。 GM:ほい。ではみんなもう一度【感知】を振って下さい。 この【感知】と1Dを何度か振って、3時間ほどしてPCたちは下りに到達。遺跡に向かうのでした。 GM:はい、では遺跡です。外周の壁はかなり高いね。10m以上ある。 アイヴィー:高さ10m……(呆然) フィエラ:でかいなあ。 GM:壁も、かなり分厚いね。日本のお城の石垣を積み上げたみたいな。で、上のほうは返しになってるから、この壁を登るのはかなりきつそうだね。 アイヴィー:これほど大規模の遺跡があるなんて、けっこうすごいねぇ。 フィエラ:つまり、入り口を探せということねー。 アイヴィー:途中に紋章があって、そこに石をかざすと開くんだよ。 GM:で、遺跡自体の雰囲気としては、圧迫されるような、かなりイヤな雰囲気だね。 遺跡の外周をぐるりと廻るPCたち。 GM:と、ここが門になってる。アーチ状の門で、扉などはついてないのでここからなら入れる。 アイヴィー:念のため、他のところも廻ってみる。 GM:はい。ぐるー。遺跡はかなり大きいね。まさに都市ひとつと同じ大きさ。入れそうなのはこの門だけだね。 アイヴィー:とりあえず、こっから入ってみようよ? フィエラ:うん、入りましょ。 GM:門をくぐると、城壁内には建築物みたいに見える、灰色ののっぺりした石が乱立しています。 アイヴィー:……石? GM:磨いた御影石みたいに表面はつるつる。で、灰色。建築物というより、単なる長方形がそこかしこに落っこちてる感じ。窓のない一枚岩の高層ビル群がでたらめに生えてるみたいな。 アイヴィー:モノリスの林みたい。 GM:ただ都市みたいに整備されてるわけじゃないので、道も曲がりくねってるし、通れないところもあるし。 アイヴィー:なんかの魔術的な遺跡なのかな? GM:で、遺跡に入ると分かるんですが、この遺跡は二重構造になってます。この遺跡も外壁で囲まれてますが、そのなかにさらに高い外壁で囲われた区画があります。この中に何があるかは全然見えないね。 GM、用意していたMAPを描き始めます。 例によってMAPはこちら。 GM:(PCたちの現在位置:MAPH)遺跡は、9ブロック単位に分かれてます。で、真ん中がその城壁。ここは分からないです。少なくとも今いる地点からは何も分からない。 アイヴィー:ま、中に敵さんがいるってことだろうなあ。 GM:じゃあ誰か1Dを振って下さい。 アイヴィー:いっきま〜す! 6。 GM:そしたら、歩いていると……君らは一回あったことがあるから分かるな。ふよふよふよ〜っと貴族っぽい服装の人が浮いているわけですが。ワイトですな。 アイヴィー:さあ撃ち落とそー。がこん! 撃っていい? GM(ワイト):「……生きている人間がこの都市にくるのは久しぶりだ……」 シナリオ#1で出てきてさんざPCたちを苦しめたワイト。今回はGMが失念してないので、ちゃんと《連続攻撃》とか使ってきます。物理防御も高い、4レベルアンデッドに苦戦する――かと思いきや。 フィエラの物理防御力は鎧や指輪を合わせると、すでに20に達しています。ワイトのダメージは、6+2D。クリティカルしない限りは、8〜18点のダメージしか与えられません。たとえ《連続攻撃》が百万回当たろうと、クリティカルしない限りはダメージを与えられない仕様(苦笑)。 せっかく出てきたのに、ワイトは「貴族の誇りが!」とか叫びながら消滅。800Gのドロップ品(憎悪の塊)に化けてしまいました。 GM:(戦闘終了後、裏で2Dを振る。ころころ――お、さっそく奇数のゾロ目か。効果は……ころころ)そうすると、ワイトの懐からごとんっと何かが落ちました。けっこう重そうなものなんですが、皆さん[アイテム鑑定]をして下さい。一番達成値の高い人教えて。 フィエラ:ふ。何ですかそれは?(期待した笑み) アイヴィー:(ころころ)15! GM:(残念、1足らないや。うひひ)うん。1万ゴールドの貴重な鉱物だね。 フィエラ:……それ、フェイクじゃね? GM:ああ、君らは鑑定に失敗しているんで必ず持っていかなきゃいけません。 一同:…………。 GM:重量5ですが、1万ゴールドの貴重品です。君らはそう思いました。 フィエラ:ぜってーニセモンだこれぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!(一同爆笑) GM:いちまんごおるどで売れますよ。君らほっくほくですよ?(笑) フィエラ:(キャラクターシートの所持品欄に記入)……もうね、ひらがなで書いとくよ。「いちまん、じー」。いらねー、捨ててー(笑) GM:だめです! ニセモノ鉱石、ワイトより強敵だ(笑)。 GM:(PCたちの現在位置:MAPE。イベントサイコロころころ。お? またゾロ目だ)そうすると、同じ形ばっかりが並んでいるので、だんだん道に迷ってきます。2D振って。 フィエラ:(ころころ)お、6。 GM:じゃあ30分間うろうろ。誰か1D振って。 フィエラ:(ころころ)4。 GM:もう1D振って。 アイヴィー:2。 GM:じゃあ道に迷ってるときに、ポーションの瓶を見つけた。[アイテム鑑定]する? フィエラ:しないとまずいだろ。飲んだら毒だったとか、ギャグとしては面白すぎる。 アイヴィー:じゃあ[アイテム鑑定]しまーす。 GM:どうぞ。一番頭が良いの、アイヴィーなんだよなあ、実は。 アイヴィー:「実は」というのは何だよ、「実は」というのは!(笑) GM:え? 何か? 何か? おろおろ。 アイヴィー:まあいいや、その件に関しては後でじっくりと聞くとして(笑) GM:ポーションは「ハイHPポーション」だね。回復量は4D6だったかな? アイヴィー:を! フィエラ:ハイHPポーション? アイヴィー:ハ〜イ! フィエラ:殴るぞ? こんな発言をかます輩の【知力】の高さを疑るのも当然と言えよう(苦笑)。イクラちゃんかお前は! フィエラ:じゃあ先に進もう。 GM:はい、進んだ(PCたちの現在位置:MAPB。イベントサイコロころころ。またゾロ目?!)何かいっぱい出るなあ……こんなに出る予定じゃなかったのに。 アイヴィー:また敵? フィエラ:またイーグルが12匹? あの悪夢再び?(一同爆笑) アイヴィー:あれはやめてくれ〜!(悲鳴) いかん、「敵が多すぎる」という意味の「イーグル12体」という隠語がFMMでのプレイのときに定着してしまいそうだ(苦笑)。 GM:誰か1D振って下さい。 フィエラ:アタシが振ろう。(ころころ)6。 GM:(てことは、よりステキなものが入手できるアイテム表2か。でもその前にイベントの落とし穴だな)じゃあ、歩いていると……(ランダムにサイコロでころころ)ニルヴァーナかい。[危険感知]と【敏捷】の判定……(ころころ) アイヴィー:な〜にがき〜た、な〜にがき〜た♪ GM:お、成功した。ニルヴァーナは一瞬落とし穴に落ちかけました。 フィエラ:落とし穴かよ! GM:で、落とし穴を避けたんですが、穴の底には鎧が1つ落っこちてます。というより、死体が着てる鎧が無事だってことだね。 アイヴィー:やだなー。 フィエラ:要するに、お亡くなりになった方が着ている鎧があるのね。引っ張り上げてみようか。 アイヴィー:[アイテム鑑定]行きまーす。11! GM:なら分かるよ。フィエラも着ているフェザーアーマー。 フィエラ:お、何だフェザーアーマーか! GM:いいものですよ! フィエラ:いいものですよ! これはよいものですよー、くるくる。……誰か着けぃ! GM(ニルヴァーナ):じゃあ私が。レザーアーマーは置いていこう。遺体に代わりに着させる。 シナリオ作成段階では誰も装備してなかったから、出たら感動する代物を用意しようと設定しておいたフェザーアーマー。開始前にフィエラが買っていたおかげでよもや2着目になろうとは。 GM:とりあえずPCがどこにいるか分かるように、「今ココカウンター」を置いとこう。どこに進む? アイヴィー:今ココカウンターって……(笑) フィエラ:じゃ、こっち。 GM:はいよ(PCたちの現在位置:MAPA。イベントサイコロころころ。いくらなんでもゾロ目はもう出ないか)1Dをお願いします。 アイヴィー:いっきま〜す!(ころころ)4! GM:(ん? またワイトかよ)そうすると、また見たことのあるワイトが。「む! またお前らか!」(一同笑) アイヴィー:というか復活してるのか! フィエラ:早いな復活。 アイヴィー:よしもう一回殴るか。 フィエラ:ぼっこぼこー。 GM(ワイト):「この場所をなめるな。私は何度でも蘇る。そう、何度でもな!」 アイヴィー:じゃあ、何度もぶっ殺すから。 フィエラ:何度でも倒せるよー? GM:えぇぇぇぇぇぇぇ?! 「甘く見るな。蘇った私は違う!!」 でもデータ的には何も変わりがないので、やっぱりダメージは抜けずあっさりドロップ品に変換(笑)。 分かったよ、もうフィエラは殴らないよ! もしくは魔法攻撃できるエネミーを出すよ! 《プロテクション》を考えたらダメージなんかまったく通らないじゃないか! GM:で、この区画(MAPA)に来ると分かるんだけど、ここには内側の城壁に扉があるね。でっかい扉が。 フィエラ:ふーん。開いてる? GM:開いてない。かなり大きくて重そうな扉だね。鍵穴があるけれども……。 アイヴィー:開けられそう? フィエラ:調べてみよう。(ころころ)18。 GM:鍵穴は、手作業では開けられそうにないね。 フィエラ:まあ、専用のものがいるってことね。 アイヴィー:無理やりこじ開けたら、扉が爆発したりとか。 GM:どうも、機械的な構造じゃないっぽい。 アイヴィー:マグネットキーか。 フィエラ:んー、ま、近いようなもんなんでしょう。 PCは扉を後回しにして、さらに先へ。 GM:(PCたちの現在位置:MAP@。イベントは――発生なし、と)はい、じゃあ1Dどうぞ。 フィエラ:今度はアタシが振ろう。(ころころ)6。 GM:(デュラハンの出目を引き当てたな)お! じゃあ、遠くのほうから「がしょん! がしょん!」と一団が近づいてきます。 フィエラ:モブだな。 GM:ん〜、モブっちゃあモブかもしれないんですが。先頭が馬に乗った騎士で、その周りを、鎧甲冑ががしょんがしょんと歩いてます。 フィエラ:騎兵と、近衛兵のモブってところですか。 GM:(さーて取り巻きの甲冑は何体いるかな?)誰か1D振って下さい。 フィエラ:……じゃ、アイヴィー。 アイヴィー:はい。(ころころ)6。 GM:(じゃあ取り巻きは6体、と。期待を裏切らないなホント)……アイヴィーはでかい目振るねぇ、やっぱり……(苦笑) フィエラ:そらそうだよ。だって2D6体イーグルがいます、って状況で12を振る人だよ?(笑) アイヴィー:……そうだっけ? フィエラ:お前だよあれ振ったの!! ホント、ここぞというときにここぞという出目を出す人だよアンタ。 それも悪い方の出目で。 GM:ここに馬に乗った騎士がいて、で123456……という隊列になっています(状況描き描き) アイヴィー:おぉお〜ぅ。 フィエラ:ジャマくさいの6体もいるよ?! GM:甲冑はモブですから、見た目には10体×6の大軍勢かな? どっちゃどっちゃ。 フィエラ:……それって、いくらモブが10体で1グループでも、7対3になるわけだけど。 GM:うん、そうだね。そんなん知りませんよ。近づいてきます。どうします? フィエラ:う〜ん……どうなんだろ。 GM:戦闘ラウンドに突入するまでに1ラウンドあると思ってくれ。 アイヴィー:真ん中の騎士を[エネミー識別]! (ころころ)15。これだけあれば分かるだろ。 GM:デュラハンだね。 アイヴィー:(仲間達に呼びかけ)デュラハンで〜す! フィエラ:ソードワールドだとびっくりするくらい強い。 GM:デュラハンは5レベル。モブの方はニルヴァーナがクリティカルで分かった。リビングアーマーだね。《スマッシュ》と《カバーリング》を持ってる。 フィエラ:……めんどくさそうだなあ。分かった分かった、次から次へと《トルネードブラスト》で片付けて(笑) GM:でも《トルネードブラスト》は4回しか使えない。だから4体しか消せないよ。 フィエラ:まあ4体消せばちょうど3対3になるから(笑)。じゃあデュラハンにはアタシが接敵するよー! ぺろぺろ。 GM:こっちの【行動値】は、デュラハンが11、リビングアーマーが5! さて、大ボスの戦闘ラウンドに突入です。配置は以下の通り。 (※余談ですが、今回の戦闘ではルールの適用間違いを多々犯してたりします。「ここがこう違ってる!」ってのを別窓にしましたのでよければ見てください。……ふ、なんてダメなGM……) 土煙を上げてフィエラに近づいてきたデュラハンの攻撃は、いきなり6ゾロ! 32点のダメージで斬りつけられます。アイヴィーの《プロテクション》も振るわずに7点しか軽減できませんでしたが、それでも抜けたダメージはたったの5点。やっぱり硬いなあ。フィエラの反撃は当たるものの、物理防御16に阻まれノーダメージ。 ニルヴァーナは《トルネードブラスト》で片っ端からリビングアーマーを潰していきます。まず1体を消し飛ばしますが、残る5体が回り込んできます。2体はフィエラを迂回してニルヴァーナへ、後ろ3体は《ソニックブーム》で攻撃を遠距離化。 ニルヴァーナへ攻撃するリビングアーマーは《スマッシュ》を行い、さらにダメージを増加させます。1体目の攻撃は6点抜け、さらに2体目の攻撃はクリティカルして28点のダメージ! アイヴィーの《プロテクション》も含めて4点まで軽減するものの、既に10点ものダメージを受けてしまいます。 残り3体は、アイヴィー目掛けて《スマッシュ》付き《ソニックブーム》が合計3発。回避能力の高くないアイヴィーが避けられるはずもなく(それでも1発は何とか回避)、必死の形相で《プロテクション》を張りまくって凌ぎます。この調子では、アイヴィーの【MP】がどこまでもつのやら。ジリ貧回避のため、何とかリビングアーマーを1体でも減らそうと射撃をしますが、これまたリビングアーマーも物理防御が高め。4点のダメージを与えるにとどまります。 2ターン目。 デュラハンは《チャージ》で範囲攻撃を狙ってみたものの、ダメージは減るわ、範囲攻撃にしても効果範囲にフィエラしかいないわということで普通に攻撃。そして避けられ。 対するフィエラの攻撃は―― フィエラ:ダメージの魔法化を狙っていくしかないのかー。えい。(ころころ)クリティカル。 一同:おおおおおおおおおお?! GM:回避は(ころころ)クリティカルしない。 フィエラ:ダメージにフェイト1点つぎ込みます(笑)。ダイス5個! GM:短剣の効果で魔法のダメージ化にはしないの? フィエラ:しる(笑)。えーと……あまり高くないなあ。(計算して)……27点。 GM:27点。……えー、21点抜ける。ひぃぃ、もう【HP】が34点になっちゃった。 今回はクリティカル出まくってますね。戦闘が派手になるのはいいんですが。 ニルヴァーナは再度《トルネードブラスト》。アイヴィーに対して遠距離攻撃をかましているリビングアーマーを1体減らします。 GM:じゃあリビングアーマーたちは《スマッシュ》で攻撃。まずニルヴァーナ。(ころころ)ニルヴァーナは回避がないから避けられない。ダメージが15+2Dで……(ころころ)防御点引いて5点抜け。 フィエラ:まあ、1発くらいは《プロテクション》なくても。 GM:もう1体。うりゃ!(ころころ)ち、クリティカルしない。 フィエラ:クリティカルしたら自キャラ死ぬぞ?(笑) GM:まあね(苦笑)。ダメージが……(ころころ)25点? ごめんなさい《プロテクション》が欲しいです。 アイヴィー:はい、いきまーす! フィエラ:このラウンド、アイヴィーはMPポーション飲んだほうがいいかもしれないな。 アイヴィー:(ころころ) フィエラ:止まった。ものすごい量が止まった(笑) GM:おおっと?! 次はアイヴィーのところのリビングアーマーがエンゲージして《スマッシュ》して攻撃。12といって攻撃。 アイヴィー:よっけよけ〜。 GM:2体目も同じく13といって攻撃。 アイヴィー:出目9以上! (ころころ)避けた。 GM:うわ避けやがった、何てこった! はいアイヴィーどうぞ。 アイヴィー:さっき攻撃したリビングアーマーに攻撃。 フィエラ:いや、当たらないよ。接敵してるから(銃や弓はスキルがない限り、同一エンゲージのエネミーには射撃攻撃できないのです) GM:そうすると、デュラハンに撃つか、ポーション飲んで回復するか、それとも銃を投げ捨ててぶん殴るか(笑) アイヴィー:(長考して)……デュラハンを撃とう。 GM:じゃどうぞ。だきゅーん。ちなみにデュラハンは物理防御が15もあるけどいいのかな? フィエラ:ま・わ・せ! ま・わ・せ! アイヴィー:(ころころ)17! GM:それは避けられない。 アイヴィー:ダメージは18ポイント! GM:3点抜けたね。残り【HP】31、っと。じゃあ次のターンです。デュラハンはどうしよう……目の前のがジャマなんだよなあ。 フィエラ:げらげら、げらげら。 GM:(ころころ)あ、クリティカル! 死んだりゃああああ! アイヴィー:死んだかな、死んだかな? はてはてふふ〜♪ GM:じゃあダメージが11+3Dから11+5Dになりました。うりゃあ!(ころころ)……あ、なにこれ。出目が低いよ? えー、28点。 フィエラ:8点抜け。……うーん、いらないかな《プロテクション》?(一同爆笑) GM:なにいいいい!? 意外に痛くないぞお? フィエラ:後で《ヒール》くれればそれでいいや(笑)。でも痛かったのは確かなのでクリティカルして殺す。(ころころ)回らない。ダメージ14点しかないわ。 GM:ダメージを魔法化した? フィエラ:いんや、してない。こんな低ダメージに【MP】使いたくない(笑) GM:んじゃ止まった。続くニルヴァーナは……ばかーん!(=《トルネードブラスト》でモブを吹っ飛ばした擬音) 着実にリビングアーマーの数が減っています。 ニルヴァーナvsリビングアーマー×2ですが、回避の高くないニルヴァーナが意外に善戦します。しかし徐々にダメージが蓄積しだし、残り【HP】は20を切りました。 アイヴィーの前のリビングアーマーも攻撃を行います。 GM:《スマッシュ》! 13という。 アイヴィー:9以上! (ころころ)当たり。 GM:よしよし、じゃあダメージを上げよう。うりゃ!(ころころ)……お!? 大きいぞ! 27点! 一同:げ! フィエラ:《プロテクション》、《プロテクション》! アイヴィー:(ころころ)8ポイント軽減。 フィエラ:それでも6点抜けるのか。痛いなー。 地道にリビングアーマーたちが後衛の【HP】を削っています。そしてアイヴィーの【MP】も《プロテクション》連発でかなり厳しくなってきました。 とはいえ、リビングアーマーも《スマッシュ》の連発で【MP】が枯渇し始めたので、この攻撃力を維持できるのも数ターンが限度。互いに手持ちの札がなくなっていくような状態です。 GM:デュラハンが17と言って攻撃! でも避けられちゃうんだろうなあ。 フィエラ:(ころころ)避けた〜!(笑) GM:はいどうぞ。 フィエラ:攻撃がクリティカルにならないんだよね〜、6が3つ並ばないかなぁ? (ころころ)並ばない。むしろ1が3つ並びそうだったなあ(一同爆笑) GM:そりゃ避け……うん? ダメだ避けてない。1点足らなかった(笑) フィエラ:やったぁぁぁぁぁぁい!(笑) でもダメージを魔法化しないので通らない。 ニルヴァーナは目の前のリビングアーマー1体を最後の《トルネードブラスト》で吹き飛ばします。これでリビングアーマーは残り2体。ニルヴァーナは攻撃を受けますが、リビングアーマーの出目が走らず、たった1点しかダメージを食らいません。アイヴィーも《プロテクション》のおかげでノーダメージ。 アイヴィー:じゃあアイヴィー、デュラハン撃ちまーす!(ころころ)クリティカル! GM:うお?! フィエラ:やったー! アイヴィー:てことはダメージ4Dだね。(ころころ) 一同:(出目を見て驚愕)……え?! 出目:サイコロ4個振って8。 ちなみに6面体のサイコロ4つ振ったときの期待値は14です。半分の2つだって期待値7。 フィエラ:これ2D6の出目だよ!(一同爆笑) アイヴィー:(試しに2Dを振る。出目は4D振ったときより大きい!) 一同:(爆笑) GM:ダメージ18点てことは、3点しか抜けませんが何か?(笑) さすがだよアイヴィー! ホントさすがだよアイヴィー!! デュラハンの攻撃はちくっとフィエラに抜けます。どっちも物理防御力が高いので決定打にかけるのです。 ニルヴァーナがデュラハン目掛けて《ファイアボルト》を放ちますが、与えたダメージはたったの5! メイジのスキルを上げなかったのがここにきて響いています。リビングアーマーたちの攻撃は《プロテクション》で阻まれるわ、避けられるわといいとこなし。 アイヴィーの射撃はまたもクリティカル! 2連続で攻撃がクリティカルってなんだよ! 今回は4D振ってそこそこのダメージが発生したものの、リビングアーマーに《カバーリング》されたおかげでデュラハンは無傷。 しばらく当てる→抜けないorちょっとだけダメージ、という華のない戦いが続き、ちまちまとデュラハンやリビングアーマーの【HP】が削れていきます。しかもリビングアーマーは【MP】がなくなり《スマッシュ》も使えない状態。逆にPC側は、アイヴィーの《ヒール》によってフィエラが回復。戦力の差が歴然になってきました。 ――だというのに。 フィエラ:(ころころ)すっげえヒドイ……もー信じらんない〜。サイコロの1の反対は6なんだから、6が2個出ろよバカ野郎!(笑) アイヴィー:射撃! (ころころ)1・1・2!(一同爆笑) フィエラ:くっそー、どうしろと。 知らんがな(笑)。PCたちの出目の悪さはGMの責任じゃありません。お祓いにでも行ってこい! GM(ニルヴァーナ):じゃあまたデュラハンに魔法を使おう。(ころころ)あ、クリティカル。 フィエラ:《ファイアボルト》のダメージダイスが2個増えて〜♪ 6個6個6個! GM:えー、どういうことですか〜? もうリビングアーマーも【MP】がないから《カバーリング》できませんよ? アイヴィー:終〜わり、終わり〜♪ フィエラ:出目、全部6! 全部6! GM:何言ってるのこの人たち?!(ころころ) フィエラ:(ダメージの出目を見て)高い! 高い! あはははは!(笑) GM:6の、6の……24点! 魔法防御で軽減しても18点抜け? 残り【HP】5点しかねえっすよ?!(一同爆笑) フィエラ:(アイヴィーに)さあ、トドメを!(笑) GM:ええい、まだリビングアーマーたちがいる! まずニルヴァーナに攻撃! ダメージ19点で3点抜け! 続いてもう1体、アイヴィー死ねぇぇぇ!(ころころ) フィエラ:死なない(笑) クリティカルでもないかぎり死なない。 GM:16といって攻撃! アイヴィー:はい、あたりー。 GM:あ、ダメージ低っ。13点しかいかない。 フィエラ:止まったー!!(笑) アイヴィー:じゃ攻撃いきまーす、ぽん!(ころころ)9の……16! GM:10以上!(ころころ)避けらんない。 フィエラ:殺して! 殺して! 【HP】5点だから―― GM:物理防御点を考えると、20点ないとデュラハン死なない。 アイヴィー:ダメージ17点。 GM:じゃ、2点抜け。残り【HP】3点。最期にフィエラを真っ二つにしてやらあっ!(ころころ)なに出目3って! フィエラ:避けたよぉ?(笑) じゃ攻撃。魔法ダメージにすればいいんだよね? GM:ああ、魔法ダメージ化しやがった! フィエラ:(ころころ)……あ! GM:何点? アイヴィー:寒天? フィエラ:11点しかないや(笑) GM:……5点抜けだぁぁぁぁぁぁぁぁ?! あー、デュラハンがやられてしまったあ。 あとは残ったリビングアーマー2体をぼてくりまわして、はい終了〜。 GM:はい、じゃあデュラハンから門の鍵を手に入れました。 一同:は〜い。 フィエラ:戻って門を開けよう。……あ、ちょっと待って! 先に回復しよう(一同笑) 各自、《ヒール》やポーションで回復するPCたち。 やたらめったら【MP】の減っているアイヴィーはMPポーションをひたすら飲み干します。 アイヴィー:……【MP】が24まで回復(すでにポーション2本消費) フィエラ:厳しいなあ。1本やるよ。アタシのMPポーション飲んで。 GM:おら飲め、おら飲め! アイヴィー:……これ苦いからあんまり好きじゃないんだけど。 一同:やかましい! さてさて、門にたどり着いて中へと入ってゆくPCたち。 街に戻るわけではないので、【HP】【MP】の回復も、消費アイテムの購入もできないまま中心部へ。 塀の内側で待ち受けるものは? そしてPCたちは無事帰ってこられるのか? あと割とGMもPCも忘れているっぽい(笑)、攫われた錬金術師フォボンの救出は? キャンペーン初の前後編シナリオ、後編に続きます! (to next scenario!) |